2021.11.21

完全無人のアパレルショップ「Manhattanstore Mujin」が札幌にオープン 会員制で年中無休24時間営業

アパレル卸売業を行う竹栄は11月1日、ECショップ「Manhattan store」の実店舗第1号として、次世代型小売業にこだわった、完全無人の会員制子ども向けアパレル店「Manhattanstore Mujin(マンハッタンストア ムジン)」を北海道札幌市にオープンした。

北海道初となる完全無人のアパレルショップとしてオープンした「Manhattanstore Mujin」は、年中無休、24時間営業、非接触型などの特長を備えた会員制アパレルショップ。年会費、月額ともに無料で登録可能で、会員なった人のみが利用可能なシステムを採用。会員はスマートフォン1つで好きな時に自由に出入りでき、買い物を楽しむことができる。年中無休24時間営業で、アパレルはもちろんアパレル雑貨、日用雑貨まで幅広く子ども向けの商品を展開し、「明日までに準備しないといけない品が手元にない」「コンビニには売ってない」などの困りごとの解決にも貢献する。


子ども向けのアパレルを販売

セキュリティ対策として、キーアプリを採用しており、会員にのみアプリ上のキーをメールにて配布する。また、万が一に備え、防犯カメラ、非常用ボタンも設置し、安心安全に買い物ができるよう備えている。完全キャッシュレスのフルセルフレジを採用しており、各種クレジットカードやPayPayやICカードに対応。現金は一切取り扱わず、会計のスピード化を図った。

近年のコロナ禍において接客が難しい状況のなか、完全無人のショップを提供することで、利用者は店員を気にすることなく買い物ができる。アパレルショップに接客がないという違和感を最初は覚えるかもしれないとしつつ、今後の小売業を見据え、あえて常識を覆すアパレルショップを目指して開店に至ったとしている。

さらに同店では、持続可能な店舗、社会の実現を目指して、おさがりサービス「TSUMUGU~紡ぐ~プロジェクト」を実施する。日本に古くから伝わるお下がりという文化を発展継承するとともに、日本で年間約35億点ほどあるといわれている衣料品廃棄を少しでも減らしていきたいとし、無人店舗でありながら、人と人のつながりを感じられるような店舗になっていきたいとの考えを示した。






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