2020.04.07

【人気の立役者】喫煙具のECサイト「ヴェポナビ」、独占契約で売上好調

菊池営業部長と、最新の「C―VAPOR4.0」

晴和は、「ヴェポライザー」という喫煙具をECサイト「ヴェポナビ」で販売しており、売り上げを伸ばしている。2012年の創業当時は、電子たばこ「ベイプ」を扱っていたが、競合も多く、売り上げは停滞気味だったという。同社では新たな商材として17年、国内で取り扱いのなかった「ヴェポライザー」の販売に着手。最大手であるWEECKE(ウィーキー)と独占契約を結んだ。

同商品は、市販の手巻きたばこ用の葉を加熱し、蒸気を吸引する器具。ベイプと違い、ニコチンも摂取できるため、よりたばこに近い吸引感を味わえる。通常のたばこより少量の葉で吸引ができるため、「たばこ代が5分の1近くになる」(菊池祐介営業部長)という。

たばこ増税の影響も相まって、ウィーキーのヴェポライザーは大ヒット商品になった。Amazonのたばこ製品ランキングでも長期にわたって上位を記録した。

昨年12月に発売した後継機「C―VAPOR(シーヴェイパー)4.0」の売り上げも好調に推移していたが、意外な形で新型コロナウイルスの影響を受けているという。喫煙具はアマゾンのカテゴリー分類において、「ドラッグストア」に分類されるが、同カテゴリーが、マスクや除菌グッズに埋め尽くされてしまい、喫煙具が目立たない状態になってしまったのだという。

「4月からは飲食店の全面禁煙もあり、業界には大きな動きがあると思う。ニーズを見極め、売り上げを伸ばしていきたい」(同)と話している。


「ヴェポナビ」

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