2021.11.17

ぐるなび、飲食店向け業務用食材・資材仕入れ専用のECサイト「ぐるなび仕入モール」を先行オープン

ぐるなびは11月17日、飲食店とサプライヤーをつなぎ、新たな価値を提供する食材受発注支援事業への本格参入に向けて、飲食店向け業務用食材・資材仕入れ専用のECサイト「ぐるなび仕入モール」を先行オープンした。飲食店の発注業務の効率化や、飲食店・サプライヤー双方への新たな取引先の開拓に貢献を図る。

「ぐるなび仕入モール」は、食材や飲料をはじめ、テイクアウト用の資材等、定番商材から付加価値の高い商材が揃う豊富な品揃えや、価格や生産地等で絞り込みができる仕入れに特化した検索機能が特徴の飲食店向け業務用食材・資材仕入れ専用ECサイト。トップページでは、季節に合わせた特集や選りすぐりの商品を紹介する「ぐるなびセレクト」等によりおすすめ商品を訴求するなど、飲食店にとって欲しいものの見つかりやすさに加え、新たな食材との出会いが可能とな作りとなっている。


特集イメージ

飲食店とサプライヤーのマッチングする同サービスを利用することで、飲食店は食材から資材までをまとめて仕入れることができ、新しい仕入れ先や食材の開拓にも役立てることができる。一方サプライヤーは、ECサイト運営のノウハウがなくても簡単にECで販売を開始でき、新規顧客の開拓に役立てることができる。

今回の先行オープンでは、厳選されたサプライヤーから約1万3000点を出品。先行オープンに伴い、お得に購入できる施策として「ぐるなびPRO」への会員登録とエントリーで3000円分のクーポンがもらえるオープニングキャンペーンや、期間限定価格として最大30%OFFとなるセールなどを展開し、会員獲得や本サイトの認知・利用向上に努めるとしている。今後は全国のサプライヤーが出品可能となり、2022年4月に2万点を超えるラインナップを目指し、本格オープンを予定している。


オープン二ングキャンペーン

飲食店の発注業務は、FAXや電話などのアナログな手法に頼ることが多く、業務コストがかかっている状況だとし、ぐるなびではこうした課題に対して「定期発注サービス」として、発注業務をスマートフォンで簡便に行える「ぐるなび発注」のトライアルを先行して実施。約100店舗の飲食店が利用(2021年11月5日時点)しており、食材探しや発注業務の省人化・効率化支援に取り組んできた。

さらに、農林水産省からの受託事業として、2020年7月から2021年2月まで飲食店向け国産食材ECサイト「ぐるなびFOODMALL」を期間限定で運営。約1万3000店舗の飲食店と約1000社のサプライヤーネットワークを構築し、食材仕入れに関するニーズや課題の収集を行ってきた。そこで得た知見やノウハウをもとに、飲食店の発注業務のさらなる効率化や、飲食店・サプライヤー双方にとって新たな取引先の開拓に役立つ「マッチングサービス」として、「ぐるなびFOODMALL」の機能面をさらに進化させた「ぐるなび仕入モール」をオープンし、食材受発注支援事業への本格参入を進めるとしている。

外食市場全体において、食材領域は約3割を占め、5兆円規模のマーケットと推計されている。また、卸売業におけるBtoB-EC市場は年々増加傾向にあり、飲食店向けの食品卸においてもEC化率は今後も伸長することが予想されるとし、こうした背景からぐるなびでは、食材受発注領域へ本格参入し、飲食店とサプライヤーをつなぎ双方へ新たな価値を提供するサービスの拡充を図るとともに、外食産業における受発注業務のDX化を促進していく考えを示した。



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