2021.11.13

クラウドワークス、スキルのダイレクトECサービス開始 先行利用登録受付、スキルEC市場に本格参入

企業と個人をつなぐオンライン人材マッチングプラットフォームを開発・運営するクラウドワークスは11月11日、スキルのダイレクトECサービス「PARK」の先行利用登録の受付を開始した。これにより同社は、スキルEC市場に本格参入する。出品者の思いでつながるコミュニティ形成を促し、既存のサービスとの差別化を図る。

「PARK」は、教える、施術する、相談に乗る、さまざまなスキルを自由に出品することができるキルのダイレクトECサービス。予定管理から決済、売上管理まで「PARK」の中で完結し、ページを作ったその日からすぐに販売をスタートできる。

メッセージ機能で購入者と簡単にやりとりでき、人と人のつながりを促進するとともに、投稿された感想ノートのSNSシェアなどを通じて、ファンがさらに広がる仕組みを提供する。手数料は、サービス利用料(3%)+決済手数料(3.5%+40円)だが、このほど開始した先行登録をした人は、当面の間サービス利用料無料となる(先行登録期間は2021年12月31日まで)。誰でも気軽に使えるスキルECサービスを目指す。

スキルを提供する出品者がどういう思いでスキルを習得したのか、なぜレッスンを始めたのか、そのきっかけやこだわりを購入者に届けることをいちばんに考え、その妨げとなる従来一般的に使われてきたカテゴリ分けや販売数ランキングなどは採用しない。既存のカテゴリに縛られることなく、誰でも自由に出品することができ、出品者の思いでつながるコミュニティ形成を促すことで、既存のスキルECサービスとの差別化を図るとしている。

世界中でIT化が加速しており、世の中には情報が溢れかえっている。スキルEC市場も同様に多くのスキルが毎日公開されており、購入者は購入判断のために販売数ランキングや価格など、ECプラットフォーム側が設定する数値化された特定の評価軸を見て商品同士を比較をしている。

しかし、商品の販売数や価格だけではなく、その背景にある思いやストーリーに起因する価値提供が今後の社会には求められると考え、スキルEC市場への参入を決定したとしている。数値化された評価が先行する市場ではなく、人の個性や思いを伝えることで販売者とファンのコミュニティが生まれる市場を作り出すことを目指す考えを示した。



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