ユーグレナとキューサイは11月8日、キューサイ商品の一部をユーグレナの販路で販売を開始するとともに、ユーグレナ商品の一部の製造をキューサイの自社工場に移管すると発表した。グループ内シナジー創出に向けた第一歩として、商品製造と販売において連携を開始する。
ユーグレナとキューサイは、各々の主力商品の製造や販売における連携を開始し、キューサイの「コラーゲン健康食品シリーズ」「コラリッチシリーズ」のユーグレナの販路で販売を開始する。両商品は、通販・ECでの販売をメインに、それぞれ4000万袋、2000万個の累計販売実績を誇るキューサイの主力商品。「コラーゲン健康食品シリーズ」からは、11月中旬より「ひざサポートコラーゲン」を専門販売店（整骨、整体、エステ、歯科、薬局等）にて販売する。一方「コラリッチシリーズ」からは、「コラリッチEXブライトニングリフトジェル」「コラリッチEXプレミアムリフトジェル」の美容サロン等での販売を2022年上半期中に開始するとしている。ユーグレナの専門販売店や美容サロン等の実店舗向け販路を活用することで、キューサイ商品をより多くの人に手にもらう機会を増やし、さらなる売上の拡大を図る。
現在、外部の協力工場に製造委託を行っているユーグレナの主力商品「からだにユーグレナ グリーンパウダー」の製造をキューサイの自社工場に移管する（製造開始予定は2022年2月頃）。これによりユーグレナグループ全体でのコストの最適化、ならびにキューサイの自社工場の生産性向上といったシナジー効果が見込まれるとしている。
ユーグレナとキューサイは、2021年5月にグループ会社となって以降、事業連携やシナジー創出の可能性について両社間で協議を重ねてきた。今回の取り組みは、両社間のシナジー創出に向けた第一歩となる。両社では、今後もグループシナジー最大化に向けて、さらなる事業連携を検討、実施していくとしている。
