2021.11.10

Shopify Japan、「ブラックフライデー・サイバーマンデー」の国内購買傾向を調査 42%が買い物を予定

世界最大級のコマースプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」の日本法人Shopify Japanは11月10日、アメリカ発祥のホリデーセール「ブラックフライデー・サイバーマンデー」における、日本の消費者の興味関心についての調査結果を最新トレンドとともに公開した。今年の「ブラックフライデー・サイバーマンデー」に買い物を予定している消費者は日本で42%いることが分かった。「サイバーマンデー」よりも「ブラックフライデー」で買い物を検討している人が多いことや、コロナを理由に「店頭での買い物を避けたい」と答えた人は22%に留まっていることなども分かった。

「ブラックフライデー・サイバーマンデー」は、アメリカの感謝祭(11月の第4木曜日)から4日間を指しており、小売業者が大幅な値引きを行う期間となっている。世界的に普及しつつあり、2021年は11月26日(ブラックフライデー)から11月30日(サイバーマンデー)とされているが、すでに10月より小売店は徐々にホリデーセールを開始している。

Shopify Japanは、9月30日から10月6日、日本国内の消費者を対象に「ブラックフライデー・サイバーマンデー」の興味関心についての調査を実施、日本全国の1009名から回答を得た。その結果を公開するとともに、「ブラックフライデー・サイバーマンデー」に対する消費者の関心や新型コロナウイルス感染症の影響を明らかにし、「ブラックフライデー・サイバーマンデー」の日本における最新トレンドを発表した。

今年の「ブラックフライデー・サイバーマンデー」に買い物を予定しているかを尋ねた問いでは、42%が「2021年のブラックフライデー・サイバーマンデーの週末に買い物をする」と回答した。これに対し、子育て世帯で同回答をした人は57%となっており、より高い関心示している結果となった。

「ブラックフライデー・サイバーマンデー」の買い物予定者の内、ブラックフライデーとサイバーマンデーの両方で買い物をする予定の人は41%、ブラックフライデーで買い物を予定の人は49%、サイバーマンデーで買い物予定の人は9%となり、サイバーマンデーよりもブラックフライデーでの買い物予定者の方が大幅に多い見込みであることが分かった。

「ブラックフライデー・サイバーマンデー」の買い物予定者の内、83%が「コロナが買い物の仕方に影響を与える」と回答し、多くの人が「オンラインショッピングでの買い物を増やす」ことを考えていると回答した。一方で、コロナを理由に「店頭での買い物を避けたい」と答えた人は4分の1以下(22%)に留まった。コロナ禍で買い物の仕方は変化したと感じているものの、「ブラックフライデー・サイバーマンデー」中に実店舗での買い物を敬遠する傾向は低いことが分かった。

店頭で買い物をしたい理由を聞いたところ、「商品を見て触ることができるから」(57%)、「すぐに商品を手に入れたいから」(37%)、「店頭での買い物を楽しみたいから」(30%)、「商品のフィット感や機能を試したいから」(30%)、「商品の実際の見た目や印象がネット上の印象と違う場合があるから」(29%)などの回答が寄せられた。

「ブラックフライデー・サイバーマンデー」中の買い物予定については、全体の89%がオンラインでの購入を予定していると回答。これに対して52%が、何らかの形で店頭での購入予定していると回答した。内訳は、オンラインのみで購入予定の人が48%、店頭およびオンラインの両方にて購入予定の人が41%、店頭のみで購入予定の人が11%となり、「ブラックフライデー・サイバーマンデー」の買い物は店頭よりもオンラインを利用する傾向が強い結果となった。オンライン購入のメリットについて尋ねたところ、「送料無料」(43%)、「価格と商品を並べて比較する」(43%)、「オンラインでよりよい価格で購入する」(42%)、「好きなときに商品を購入する」(34%)、「入手困難な商品を注文する」(31%)の順にメリットを感じている結果となった。

仕様デバイスに、サービスについては、55歳以上の66%がオンラインでの購入にデスクトップパソコンやノートパソコンを使用。18~34歳は66%、35~54歳は63%がスマートフォンを使用と回答した。高齢者層はパソコンを好む一方で、若年層と中年層は、スマートフォンを使う傾向が見られた。また、使用サービスについては、35-54歳は81%、55歳以上は84%が一般的なマーケットプレイスで購入している一方で、18~34歳は68%に留まった。若年層のオンラインショッピング利用者は、主に「Instagram」(50%)や「Facebook」(31%)などのソーシャルメディアから直接商品を購入する傾向があることが分かった。

「ブラックフライデー・サイバーマンデー」中に予定している買い物額は、平均2万9316円で、男性が3万3165円、女性が2万5627円だった。買い物予定者の内、61%が昨年と同程度の出費を予定、一方約4分の1(23%)は昨年より高い額を予定していることがわかった。主な購入予定商品は、衣料品/靴/アクセサリー(37%)、家電製品(21%)、電子機器(20%)となった。




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