2021.11.10

ZOZO、阪急うめだ本店でOMOサービス提供 「店舗在庫取り置き」「エンドレスアイル」で相互送客実施

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは11月17~22日、阪急うめだ本店で開催されるイベント「MY CREATOR FES.」において、OMOサービスを提供する。「ZOZOMO」の「店舗在庫取り置き」サービスと、実店舗で在庫切れした商品をネット注文できる「エンドレスアイル」を同時に提供し、ネットとリアルの相互送客に取り組む。

ZOZOと個人が共同でファッションブランドを作るD2C事業「YOUR BRAND PROJECT」で立ち上げたブランドが「MY CREATOR FES.」に出店する。「ZOZOTOWN」で「店舗在庫取り置き」を手配した商品をイベント内のポップアップショップで受け取りできる。「エンドレスアイル」により、イベント会場で商品在庫が欠品した際に「ZOZOTOWN」での購入を案内する。ECモールと百貨店が協力し、顧客の購買体験の向上、販売機会ロスの低減を目指す。


「店舗在庫取り置き」「エンドレスアイル」の利用イメージ

実施する施策の1つ「店舗在庫取り置き」は、「ZOZOTOWN」とブランド実店舗、ブランド自社ECをつなぎ、ブランド実店舗の売上を支援するOMOプラットフォーム「ZOZOMO」において、11月1日より始動したサービス。消費者は、「ZOZOMO」の仕組みにより、「ZOZOTOWN」の商品画面上で実店舗の在庫確認と在庫取り置きができる。今回のイベントでは、イベント用に特別に用意した、阪急うめだ本店イベント先行販売カラーとして販売する一部商品が「店舗在庫取り置き」の対象となり、顧客は「ZOZOTOWN」を通じた事前の商品取り置きと、イベント期間中の会場内での商品の受け取・購入が可能となっている。顧客にとっては、商品を手に取って確認し、より安心して買い物ができるというメリットがある。阪急うめだ本店にとっては、「ZOZOTOWN」からの送客により、イベントの集客や別商品の合わせ買いが期待できる。

さらに今回、「ZOZOTOWN」から阪急うめだ本店への送客と併せて、阪急うめだ本店から「ZOZOTOWN」へ送客する「エンドレスアイル」も実施する。通常「ZOZOTOWN」で販売しており、今回のイベントでも展開するD2C商品を対象に、イベント会場で商品在庫が欠品した際に、販売スタッフが丁寧な接客で「ZOZOTOWN」での購入を案内する。相互に送客し合い、顧客の不便を最小限にとどめながら、阪急百貨店の高品質な接客サービスをかけ合わせることにより、顧客がより満足できる購買体験の提供と販売機会ロスの低減を目指す。

ECモールと百貨店という垣根を超え、オンラインとオフラインをシームレスにつなぐ相互送客という、今までにない取り組みによりアパレル業界の活性化を図るとしている。街へ活気が戻りつつある一方、新型コロナウイルス感染症の影響で加速したデジタル【Shift】により、消費者のファッションを購入する方法はより一層多様化しているとし、今後も利用者が安心して便利に買い物ができるサービス作りに取り組み、ファッション業界を盛り上げていく考えを示した。



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