2021.11.09

コオロギ食品開発のODD FUTURE、ESG特化型ファンドから資金調達 新商品開発やマーケティング強化へ投資

コオロギ食品ブランド「INNOCECT」を展開するODD FUTUREは10月30日、DGベンチャーズ、Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合(以下:Earthshotファンド)、キュービックベンチャーズ、RiskTakerを引受先とした第三者割当増資を実施した。調達した資金は、昆虫食事業における新たな商品展開、マーケティング強化などに活用し、更なる事業拡大を目指す。

ODD FUTUREは「サステナブルな新しい未来を創る」というビジョンの元、2020年に創業したスタートアップ企業。サステナブルな新しい食の選択肢を創るため、昆虫食事業を行っており、高栄養価でサステナブルなコオロギの力で「人も地球も健康にする」ことをミッションに掲げている。コオロギ食品が当たり前になることで、誰もが健康に暮らしながら、人類共通の社会課題も解決していくサステナブルな未来を、一見変わった(ODDな)方法で実現するとしている。コオロギフードテックブランド「INNOCECT」を展開し、2020年10月より、プロテイン・プロテインバー等のコオロギフードを独自開発し、自社オンラインストアに加え、ドン・キホーテをはじめとした大手量販店や百貨店で販売してきた。


「CRICKET POWDER」などさまざまなコオロギ食品を開発

このほど、DGベンチャーズ、Earthshotファンド、キュービックベンチャーズ、RiskTakerから資金調達を実施した。調達した資金により、昆虫食事業における新たな商品展開、販売促進・認知拡大に向けたマーケティング強化、自治体・大手企業との連携による更なる研究開発を進めていくとしている。

資金調達実施にあたり、ODD FUTURE 代表取締役 長田竜介氏は、「私は大学卒業後入社した商社にてモノづくりに関わらせていただき、そこで大量生産大量廃棄のビジネスモデルを目の当たりにしました。そこで、これからの時代は『事業の前提から世の中にもたらした結果まで一貫してサステナブルであること』が永続的に繁栄する偉大な企業になるための条件であると確信し弊社を創業しました。この度、サステナブルな新しい未来を創るため最高の4社にご出資いただきました。全てのステークホルダーの方に愛される会社にできるよう努めてまいります」とコメントした。



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