腕時計販売のザ・クロックハウス、66%増収で20億円突破 EC参入2年で規模27倍に

実店舗とECで腕時計を販売するザ・クロックハウスの2021年8月期のEC売上高は、前期比66%増の21億6000万だった。同社は、楽天市場、ペイペイモール、アマゾンなど、多数のモールでECを展開している。特に楽天市場では、前期比66％以上の増収となったようだ。
　
同社は18年10月からEC事業を本格化し、各モールでの販売を開始した。
　
2019年8月期のＥＣ売上高は8000万円だった。2020年8月期のEC売上高が13億円となるなど、同社のEC事業は急成長を遂げている。2021年も大幅増収になったようだ。「急成長はここまでだ。ここからは他社との勝負になってくると思っている」（大田弘之専務取締役）と話す。
　
「腕時計の価格は決して安くない。それだけに、現物を触ってから買いたいという顧客がほとんどだ。今後は、情報発信、試着、購入のプロセスを、自社の実店舗やECで完結させるため、店舗とECの融合に注力していきたい」（同）と話している。