2020.04.09

【注目のスタートアップ企業】「GumoShop」、クラウドファンディングで成功した海外製品を販売

陳曉威共同代表(写真左)と林佑霖共同代表

Japan Insiderは、クラウドファンディング(以下CF)を活用して海外企業の日本市場進出を支援している。3月2日には、CFで成功した海外製品を販売するECサイトを開設した。

「Gumo Shop(グッモーショップ)」は、日本でのCFに成功した海外製品の販売に特化しているECサイト。同社がCFを通じて販売支援を行う台湾企業の商品を中心に販売する。

「海外メーカーにとっては、販売期間が限られることや、支援者への配送まで一定期間を要することが、CFを利用した日本への展開での課題だった。ECサイトを始めることで、商品の即時出荷と継続販売に対応し、こうした課題を解決する」(陳共同代表)と言う。

屋号である「Gumo」は、「『こだわり』という意味を持つ」(林共同代表)と言う。

その言葉の通り、取扱商品には、専用アプリを用いて速度や回転数などの投球データを計測できる「スマート野球ボール」や、防刃性と防水性を備えたショルダーバッグなど、こだわりの物が並ぶ。両商品とも過去に国内のCFで100万円以上の資金支援を得た実績がある。


投球データを計測できる「スマート野球ボール」

「商品のラインアップは現在6商品。年内に12商品まで広げていきたい」(林共同代表)と語る。
サイトには各商品に対するレビューページを設け、ユーザーの意見を積極的に募っている。レビューをもとに改良した商品は、そのレビューを投稿したユーザーに提供するというサービスも行う。

「海外企業にとっては、日本のユーザーが持つ商品への意見を直接ヒアリングできないということも課題だった。購入者・非購入者にかかわらず、レビュー内容をメーカー側に共有することで商品の改善にもつなげていく」(陳共同代表)としている。

こうしたサイト開設の背景には、日本の消費者と海外メーカーの架け橋になりたいという同社の思いがある。

「外国人が運営するサイトだからこそ提供できる、世界各国のこだわりの商品がある。日本の皆さんが驚きと楽しみを持ちながら、買い物できるサイトを目指す」(陳共同代表)と意気込む。

3月2日のサイト開設以降当面の間は「試運転」として、運営を行いながら改善に向けた情報を収集する。試運転期間中は送料無料のキャンペーンも実施する。


「GumoShop」

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