2021.10.19

楽天インサイト、ハロウィーンに関する調査結果を公開 平均予算は1割増の4383円で復調傾向

楽天インサイトは10月14日、インターネットで実施した「ハロウィーンに関する調査」の結果を公開した。ハロウィーンにかける平均予算は昨年より約1割増加の4383円で復調傾向であること、今後コロナ禍が終息した場合、大人数のハロウィーンイベントへの参加意向は約2割であることなどがわかった。

「ハロウィーンに関する調査」は、2021年9月7日から9月9日の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20~69歳の男女1000人を対象に実施したもの。2回目となるコロナ禍におけるハロウィーンの過ごし方や、今後のアフターコロナにおけるハロウィーンイベントへの参加意向などについて調査を行った。

ハロウィーンに対する印象を聞いたところ、全体では「自分と関係ない」(23.9%)と答えた人が最も多く、次に「子どもや若者向け」(23.4%)、「なじみがない」(23.2%)が続いた。順位は入れ替わったものの、トップ3は昨年の同調査と同様の結果となった。一方で、「家族や友人と楽しめる」(14.5%)については昨年(10.3%)から4.2ポイント増加した。


【ハロウィーンに対する印象や思いについて(n=1,000:全員)複数選択】


性年代別にみると、20~30代の女性で全体と比較して多かったのが「家族や友人と楽しめる」(女性20代:25.3%、女性30代:23.3%)、「ハロウィーンにまつわるお菓子・料理を食べたい」(女性20代:34.2%、女性30代:28.9%)、「非日常感を味わえる」(女性20代:27.8%、女性30代:24.4%)、「ワクワクする」(女性20代:22.8%、女性30代:28.9%)の回答だった。20~30代の女性は、他の年代に比べるとハロウィーンを積極的に楽しむ傾向がうかがえた。


【ハロウィーンに対する印象や思いについて 性年代別(n=1,000:全員)複数選択】


今年のハロウィーンの予定について尋ねた問いでは、「予定あり」は21.4%と昨年から2.0ポイント上昇し、コロナ禍以前の2019年に実施した調査の結果(22.9%)に近づいた。「特に何もする予定はない」(70.6%)と「未定」(8.0%)を合わせた「予定なし」は、78.6%だった。


【今年のハロウィーンの予定について(n=1,000:全員)複数選択】


今年のハロウィーンの予定と昨年の実施状況をみたところ、「今年予定あり・昨年実施あり」は16.5%となっている一方で、「今年予定あり・昨年実施なし」は4.9%となった。性年代別で見ると、30代の女性においては「今年予定あり・昨年実施なし」が13.3%と最も多く、この年代では今年、昨年と比較してハロウィーンに何かを実施する予定がある人が多かった。さらに、今年ハロウィーンの予定がある人の合計は38.9%と性年代別でトップとなった。


【今年のハロウィーンの予定と昨年の実施について(n=1,000:全員)複数選択】


「予定あり」と回答した人の詳細をみると、「自分以外(子ども)を仮装させる」(26.6%)、「自宅にハロウィーンの装飾(小物を置く、ウォールステッカーを貼るなど)を行う」(25.7%)、「ハロウィーン用の料理(お菓子なども含む)を作る」(25.7%)がトップ3となった。ただし昨年と比較すると、「自分以外(子どもなど)を仮装させる」、「ハロウィーン用の料理(お菓子なども含む)を作る」のほか、「自宅でパーティーを開く」が6ポイント以上低下した。一方、「ホラー映画を観る」は昨年と比較して6.9 ポイント上昇し、「オンラインで友人・知人・親戚などとハロウィーンパーティーをする」と「オンラインで外部が主催するハロウィーンイベントに参加する」も微増となった。


【今年のハロウィーンに実施する内容(n=214:今年のハロウィーンに何か実施する予定があると回答した人)複数選択】


「予定あり」と回答した人に、「今年のハロウィーンのために参考にしている・したい情報」を聞いたところ、トップ3は「テレビ」(42.1%)、「SNS(Instagram)」(38.8%)、「動画サイト(YouTube)」(25.2%)だった。中でも「SNS(Instagram)」はトップの「テレビ」に3.3ポイント差と肉薄し、主な情報源の1つとなっていることがわかった。


【今年のハロウィーンのために参考にしている・したい情報(n=214:今年のハロウィーンに何か実施する予定があると回答した人)複数選択】


今年のハロウィーンに予定がある人に、かける費用について尋ねた問いでは、「1円以上2000円未満」(29.4%)と回答した人が最多となり、次いで「2000円以上4000円未満」(25.2%)、「4000円以上6000円未満」(17.3%)と昨年同様の結果となった。一方、平均予算は全体で4383円で、昨年の3938円から445円増加。コロナ禍以前の2019年に実施した調査結果(4546円)に近づく結果となった。


【今年のハロウィーンにかける費用(n=214:今年のハロウィーンに何か実施する予定があると回答した人)単一選択】


今後コロナ禍が終息したとして、「以前のような大人数でのハロウィーンイベント」に参加してみたいと思うかを聞いたところ、全体では21.3%が「参加してみたい」と答えた。性年代別では、今年のハロウィーンの予定と同様に、男性では年代が上がるほど参加意向が低くなり、女性の20~30代は全体と比べて参加意向が高かった。


【コロナ禍が終息したとして、以前のような大人数でのハロウィーンイベントに参加してみたいか(n=1,000:全員)単一選択】


「以前のような大人数でのハロウィーンイベント」への参加意向について理由を聞いたところ、「参加してみたい」と答えた人の中では「会場の雰囲気を感じたいから」が60.6%でトップであった。「参加したくない」では「そもそもハロウィーンに興味がない・なくなったから」(73.4%)を除くと、「コロナ禍が終息しても、大人数での集まりに抵抗を感じるから」が13.0%で高かった。また、「友人・知人との小規模な集まりで満足だから」も12.2%となり、大人数の集まりには参加せずとも、少人数での集まりや「おうちハロウィーン」で楽しもうとする生活者の意向がうかがえる結果となった。


【コロナ禍が終息したとして、以前のような大人数でのハロウィーンイベントに参加してみたい理由(n=213:参加してみたいと回答した人)複数選択】



【コロナ禍が終息したとして、以前のような大人数でのハロウィーンイベントに参加したくない理由(n=787:参加したくないと回答した人)複数回答】





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