2021.10.14

Shopify、「グローバル ERP プログラム」発表 マイクロソフト、オラクルなど大手基幹システムと提携

コマースプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」を国内で展開するShopify Japanは10月14日、Shopify「グローバル ERP プログラム」を発表した。世界の主要なERPプロバイダーである Microsoft Dynamics 365 Business Central (マイクロソフト・ダイナミックス 365 ビジネス・セントラル)、Oracle NetSuite(オラクル ネットスイート)、Infor(インフォア)、Acumatica(アクマティカ)、Brightpearl(ブライトパール)と初めて直接提携する。今後も連携先は広げていく予定だ。

「グローバル ERP プログラム」により、事業者はサードパーティの実装に頼ることなく、「Shopify」と直接統合された認定アプリへのアクセスが可能になる。「Shopify Plus Certified App Partner Program」の延長線上にある「グローバル ERP プログラム」は、パートナーにはShopify Developer Success チームによるアプリ構築のサポートを提供し、事業者にはそれらのアプリが高いパフォーマンスとユーザー体験の基準を満たしているという安心感を与えることができる。

「グローバル ERP プログラム」を通じてアプリを有効化することで、事業者は以下のことが可能になる。


■ ワークフローの円滑な接続により、データに基づいた意思決定が可能に


「グローバル ERP プログラム」内にあるアプリは、事業者の ERP アカウントに直接接続し、アプリのデータを「Shopify」にインポート/エクスポートすることができる。ERPシステムと小売り事業のオペレーションを連携することで、事業者は正確かつ最新の在庫、商品、注文、そして顧客情報に関するデータを得ることが可能。 これは、ビジネスにおいて重要な意思決定を行う際や、消費者にポジティブな体験を提供する際に不可欠だ。


■ データをコントロールすることが可能に


「グローバル ERP プログラム」に認定されたアプリをインストールすることで、事業者はサードパーティを経由せず、シームレスかつ安全に Shopify 管理画面と ERPの間でデータを取り込むことができる。


■ 時間とコストを節約することが可能に


事業者は、認定された ERPパートナーと直接連携することで、時間とコストがかかる、カスタマイズされた導入を回避することができる。また、事業運営に必要なアプリ数が減ることで、より自動化を推進し、業務効率化を図ることができる。

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