2021.10.13

「LOHACO」、329件の個人情報を漏えい システムの不具合で異なる顧客の情報を送信

アスクルは10月11日、日用品ECサイト「LOHACO」において個人情報を漏えいしたと発表した。システムの不具合により、一部の注文に関する情報が別の注文情報として処理されてしまう事象が発生し、一部顧客の個人情報を他の顧客に送付していたという。9月30日12時52分~10月2日14時11分の注文の一部が対象。「LOHACO PayPay モール店」の328件、「LOHACO by ASKUL」の1件の計329件の注文に関する情報が漏えいした。住所や氏名、電話番号、注文内容が流出した。クレジットカードなどの決済情報は含まれない。

2021年10月2日11時21分、「LOHACO PayPay モール店」の利用客から、自身の注文ではない内容の「商品発送のお知らせ」メールを受信したとの問い合わせがあった。この事象について、「LOHACO by ASKUL」「LOHACO PayPay モール店」を対象に社内調査を実施した結果、システムの不具合により、一部の顧客に対して別の顧客の注文に関する「商品発送のお知らせ」メールが送信されていることが判明したという。さらに、当該注文の荷物に貼付されている「送付状」、同梱されている「納品書」にも別の顧客の情報が印字されていることが判明した。

判明後、10月2日12時50分からシステムの不具合解消に至るまで、「商品発送のお知らせ」メールの配信を停止する措置を実施した。個人情報漏えいの対象となる顧客には、10月7日、メールにてお詫びと事象の説明を行った。さらに別の顧客の個人情報が含まれるメール、送付状、納品書を受け取られた顧客には当該情報の破棄をメールにて依頼した。10月8日には、認定個人情報保護団体である一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)へ報告している。

再発防止に向けてシステム不具合の改修を行うとともに、情報管理体制の一層の強化に努めていくという。



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