2021.10.12

「メルカリ」、台湾での越境販売を開始 台湾EC大手のPChomeグループ「Bibian」と連携

メルカリは10月12日、台湾大手のECモール運営会社であるPChome Online Inc.(PChome)グループ傘下の比比昂(Bibian)と業務提携を締結すると発表した。Bibianが運営する越境代理購入サービス「Bibian 比比昂」を通じた台湾での越境販売を開始する。

PChomeグループは2005年1月、台湾証券取引所へ上場した台湾大手のECグループ。ショッピングサイトやオークションサイト、電子決済などのサービスを提供するECモール「PChome オンライン」を運営している。Bibianは、PChomeの完全子会社で、台湾の顧客が手軽に日本や米国の商品を購入できる代理購入サービス「Bibian 比比昂」を運営している。

メルカリは、中期的な経営戦略としてさらなるグローバル展開に力を入れており、2019年11月より世界100以上の国・地域を対象にCtoCの越境販売を開始している。これまでの取引から、「メルカリ」の商品に対する台湾からの需要が明らかになっており、台湾の消費者の42.7%が過去1年間に越境ECを利用していることから、「Bibian 比比昂」と提携し、越境販売を開始することを決定した。

メルカリは、台湾においてすでに越境販売を開始しているが、今回の提携によってさらに異なる需要や属性の顧客が手軽に「メルカリ」の商品を購入できるようになる。

「Bibian 比比昂」上で台湾の顧客から注文が入ると、台湾の顧客に代わり「Bibian 比比昂」の公式アカウントが「メルカリ」上の商品を購入し、日本国内の拠点で商品を受領・検品後、台湾の顧客に発送する。台湾への配送などは全てBibianが行うため、「メルカリ」の出品者は、これまで通りの配送方法と配送料での取引が可能。


越境販売における取引の流れ

「Bibian 比比昂」上に掲載された「メルカリ」の商品は、台湾の大手ECモールである「PChome」上からも検索可能。これにより、さらに多くの台湾の顧客が手軽に「メルカリ」の商品を見つけられる機会を提供する。




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