在庫管理を行うクラウド型のWMS「AiR Logi(エアロジ)」を提供するコマースロボティクスは10月1日、複数のシステムを連携して業務を自動化するiPaaSとWMSを一体化したシステム「コマースロボ」の提供を開始する。
現場に強い新しいシステムを武器に、在庫や受注管理などの自動化を加速させて物流業務の自動化率を95%超にしていく。自動化の普及で、業務負担の軽減や効率化を促す。
新システムが最初に連携するのはECサイト構築サービスの「Shopify(ショッピファイ)」。連携できる会社を順次増やし、年内には主要ECモールやカート会社ともつながるようにしていくという。
コマースロボの特徴は、人が最終的に確認や修正をしないといけない箇所をなるべく自動化にしている点にある。オートメーション設定を用いると、任意のタイミングでAPIにより自動連携する。出荷指示や確認などが必要な業務を、自動で処理。人の確認作業を極力少なくしていくことに貢献する。
システムとしての出荷対応は、月間1000~10万件の企業が対象。「システムだけでなく、当社はECサイト運営や倉庫管理運営も行っているため、現場を理解したシステム設計に強みがある」と強調している。システム連携も、APIを変えるだけで、即日で実装することができるとし、設定だけで、簡単に導入することができるという。
同社が提供するエアロジは、現在700社以上が利用している。新システムは、既存顧客への付加価値としてだけでなく、対応領域の拡大で新規顧客も狙っていくという。
「コマースロボティクス」https://www.commerce-robo.com/
【ECソリューションマップ2021「物流編」】特集ページhttps://netkeizai.com/articles/detail/4749