2021.10.01

ヤフーとヤマト運輸、「ヤフオク!」「PayPayフリマ」で宅配ロッカーへの梱包代行発送の実証実験を開始

ヤフーとヤマト運輸は10月1日、「ヤフオク!」「PayPayフリマ」向け匿名配送サービス「ヤフネコ!パック」において、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を活用した梱包代行発送の実証実験を開始した。利用者が梱包せずに持ち込んだ商品を、ヤマト運輸が梱包して発送する。新しい生活様式を背景に非対面発送領域の更なる利便性向上を目指す。

ヤフーとヤマト運輸は、「ヤフオク!」「PayPayフリマ」向け匿名配送サービス「ヤフネコ!パック」で発送する商品を、梱包しないまま対象のオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」、または宅急便センターに持ち込むだけで、ヤマト運輸が梱包を代行し、発送を行う実証実験を開始した。実施期間は11月1日まで。対象となる「PUDOステーション」は、「東京メトロ東西線 茅場町駅」「東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅」「クロネコスタンド豊洲4丁目センター」「ヤマト運輸 甘酒横丁センター」の4カ所。宅急便センターは、「ヤマト運輸 阿佐ヶ谷パールセンター」「ヤマト運輸 三鷹下連雀3丁目センター」の2カ所だ。



「ヤフオク!」「PayPayフリマ」で「ヤフネコ!パック」発送の荷物が落札された利用者は、商品を梱包しないまま対象の「PUDOステーション」または「宅急便センター」に持ち込み、通常の発送時と同様に発送手続き(「宅急便センター」の場合は「梱包代行希望」と伝える)を行うだけで、ヤマト運輸が商品を梱包し、発送手続きを完了できる。実証実験期間中の梱包代行利用料金は、「PUDOステーション」に持ち込む場合は無料、「宅急便センター」に持ち込む場合は資材込みで一律500円(税込)となる(いずれも別途通常の配送料はかかる)。



ヤフーとヤマト運輸はこれまで、新しい生活様式を背景に「PUDOステーション」からの「ヤフネコ!パック」の発送対応や、フルタイムシステムとのマンション内の「フルタイムロッカー」からの「ヤフネコ!パック」の発送に向けた連携など、非対面発送領域の利便性向上に取り組んできた。一方で「ヤフネコ!パック」で商品を発送するユーザーからは、「どう梱包したらいいか分からない」「梱包資材が手元にない」など、梱包に関する声が寄せられていたという。こうした状況を受け、さらなる利便性向上に向けて本実証実験の実施に至ったとしている。

実証実験により、梱包代行や非対面発送のニーズを検証し、今後サービス化について検討していくとしている。




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