2020.04.01

<独占記事>青汁王子からバトンを受けた片岸憲一氏 「ファビウス」社長就任の経緯は?

ファビウス 代表取締役社長 片岸憲一氏

【インタビュー】ファビウス 片岸憲一代表取締役社長


フルーツ青汁など健康食品・美容製品のネット通販を手掛けるメディアハーツは2019年7月1日、社名を「ファビウス株式会社」に改称するとともに、代表取締役社長として片岸憲一氏が就任した。「青汁王子」こと三崎優太前社長のもとで成長を遂げてきたが、法人税法違反に伴う三崎氏の退任後、組織の再編を進めている。かじ取り役を担う片岸氏に、社長就任の経緯とファビウスの現状を聞いた。

三崎氏から就任依頼


──社長就任の経緯をうかがいたい。

19年4月末に前職(DMM GAMES社長)を退き、ちょうど自身の今後を考えていたとき、顔見知りだった三崎氏から、共通の知人を介して、「会社の経営を託せる人を探している」と社長就任の打診を受けた。
起業を含めて、いくつか選択肢があった中、D2Cという領域に興味があったことや、商材やスタッフに高いポテンシャルを感じたこともあり、とても魅力的なオファーに思えた。しがらみなく経営に専念できるという条件も自分の思惑と合致し、7月の代表就任に至った。


──異業界への転職に抵抗はなかったのか。

長年ゲーム業界にいたが、メーカーに委託して魅力あるコンテンツを生産し、ユーザーに届けていくという点では、共通項目も多くある。自分のノウハウがこの会社の再建に寄与できるという思いがあったのも、社長就任を引き受けた理由の一つだ。
ITという着眼点で見ると、それこそ20年間にわたりBtoC市場で携わってきた分野なので、就任後も違和感なく立ち回れているかなと自分では思う。ゲームよりも健康食品、美容品に関心があるので、商品と関わる局面で前職と比べ楽しさを感じる部分もある。

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