2021.09.15

「ヤフーショッピング」、実店舗在庫の検索・購入サービスに対応 店舗の地図表示も開始、出店者に無料で提供

ヤフーは9月14日、ECモール「ヤフーショッピング」においても出店者の実店舗にある商品の在庫を検索・購入し、実店舗で受け取れる「実店舗在庫サービス」への対応を開始したと発表した。すでに「PayPayモール」では対応しており、「ヤフーショッピング」の出店ストア向けにも無料でサービスを提供する。

「実店舗在庫サービス」対象の商品は、検索結果や商品ページ上で「実店舗在庫」ラベルが表示されるため、ユーザーは実店舗における在庫状況を確認できる。そのためユーザーは、「実店舗在庫サービス」対象の商品をこれまでの自宅などへの指定の場所への配送か、もしくは近隣など自身にとって望ましい在庫がある実店舗での受け取りかを選択できるようになる。

ラベル表示に加えて、商品を受け取れる実店舗の地図表示も開始した。ユーザーは商品ページ内にて、一定エリア内の複数店舗の在庫状況を一度に見ることができ、よりスムーズな買い物体験が可能になる。

実店舗での商品受け取りの仕組みが整っていない一部出店ストアは、実店舗の商品在庫表示のみで、オンライン上での購入・実店舗受け取りができず、実店舗への電話連絡誘導のみとなる場合もある。

「実店舗在庫サービス」を利用することで、出店ストアは、ユーザーが実店舗で受け取る場合、実店舗の集客につながり、実店舗にある別の商品を購入するなどの「ついで買い」による売上増の可能性がある。ユーザーにとっても「送料がかからない」「自分の欲しいタイミングで受け取れる」「実物を見て受け取りできるため安心」などのメリットがある。すでに同サービスを提供している「PayPayモール」出店ストアでは、新しい顧客層の獲得や、機能の利便性の高さからリピーター増にもつながっているという。

現在、ヤマダ電機などが本サービスを利用して出品しており、今後、アルペンやヒマラヤ、コメリも同サービスを導入予定。「ZOZOTOWN PayPayモール店」では、すでに一部の出店ブランド・ショップにおいて実店舗の商品在庫状況の表示を開始しているが、今後はこれまで未対応であった出店ブランド・ショップの一部においても、順次、実店舗における在庫状況の表示を開始していく予定だ。



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