2021.09.02

タンスのゲン、EC売上高227億円 テレワーク商材強化で20%増

橋爪裕和常務取締役

家具のECを展開するタンスのゲンは、2021年7月期のEC売上高が前年同期間比20.0%増の227億2037万円となった。テレワーク用家具や季節商品の展開強化と販売拡大などが、2桁増収につながった。
 
コロナ禍で外出自粛が続く中、オフィスチェアやデスクなどリモートワーク向けの商材の販売が好調だった。「おうち時間」の増加に合わせる形で生活家電などの展開も強化した。
 
2020年9月には「Shopify(ショッピファイ)」を採用し、リニューアルを行うなど自社サイトの強化を続けている。利便性向上の観点から、自社サイトと連動したスマホアプリの開発・提供も視野に入れている。
 
「コロナ禍でネット通販の重要性が増す中、実店舗以上のサービス提供に向け各チャネルの強化を進めている」(橋爪裕和常務取締役)と言う。今期の注力点としては、取扱品目の拡充や「365日出荷体制」の実現などを挙げた。
 同社では前期から決算期を4月期から7月期に変更した。「繁忙期などを踏まえ、当社の事業スケジュールの波に合わせる形に変更した」(同)と説明する。



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