こんにちは。私、売れるネット広告社 代表取締役社長 CEO 加藤公一レオが執筆するこの連載では、ネットマーケティングに関するキレイゴトは一切語らず、ズバリ「どうやったらネットで商品を売れるか、どうやったらネット通販(D2C)で売り上げと利益を上げられるか」に特化して、実践的なノウハウだけをお伝えしていきたい。
第8回となる今回は、単品通販(D2C)会社がとるべきマーケティング戦略について、“ブランディング”の領域にまで踏み込んでお話しする。
本当の“ブランディング”に広告はいらない
ぶっちゃけ、本当の意味での“ブランディング”に広告はいらない。なぜかと言うと、最高の“ブランディング”というのは、お客さまが実際に商品を使った“体験”から生まれるものだからである。
しかも、今どきホームページもメールもSNSもあるのだから、企業はお客さまに直接あらゆるメッセージを伝えることができる。テレビCMよりずっと長い動画を配信することも簡単にできる。
しかも、単品通販(D2C)の場合は、お客さまのリストを持っているので、わざわざTVCMなど公共の電波を使って「ブランディング広告」なんかをやる必要はない。「リストを持っている」という強みを活かして直接お客さまとコミュニケーションを取ることで、“ブランディング”は十分可能なのである!
単品通販(D2C)のマーケティングは“二重人格”にしろ
結論から言うと、単品通販(D2C)会社がとるべきマーケティング戦略はズバリ、“二重人格”戦法である!どういうことかと言うと、お客さまの購買フェーズや媒体特性に応じて、クリエイティブのトンマナ(トーン&マナー)を戦略的に変えるのだ。
レスポンスを目的とした「刈り取り広告」は、クリエイティブのトンマナを“コテコテ”にしよう。反対に、「ブランディング広告」は、レスポンスがゼロだと割り切ってクリエイティブのトンマナを“超上品”に。このような両極端なトンマナの使い分けが、売上100億円を突破している勝ち組通販(D2C)の成功法則なのである!
「トンマナを統一してブランドの世界観を伝えないと」などと言う人がいるが、そんなのはただのキレイゴトにすぎない。事実、“二重人格”の方が売れる!!単品通販(D2C)のクリエイティブは、役割を定義してどちらかに振り切ることで最大の効果を発揮するのである。