2021.08.13

【コロナ禍の通販ヒット商品】「スピードヒート」、15秒で背面が発熱 バッテリー式の温熱ベスト

アイケイの100%子会社で、テレビショッピングを展開しているプライムダイレクトはこれまで、数多くのヒット商品を生み出してきた。現在も8通りに変化する脚立「ステップエイト」や、自動で膨らむエアベッド「エアーヨーン」がヒットしている。これらのヒット商品をしのぐ勢いとなっているのが、バッテリー式の温熱ベスト「スピードヒート」だ。2020年9月~2021年2月までの期間で、32億6600万円を売り上げた。

「スピードヒート」はスイッチを押して15秒で、背面のマイクロカーボンファイバーが発熱。首・背中・腰の部分を中心に温めてくれる。3段階の温度調節が可能で、場所に合わせて使用することができる。アウターあるいはインナーとしての着用が可能だ。


バッテリー式の温熱ベスト「スピードヒート」

「スピードヒート」がヒットしている理由としてアイケイは、①ぽかぽかの早さ15秒 ②豊富なカラーバリエーション ③男女別モデルにより、おしゃれ着で使える ④側面(脇腹)にストレッチ素材を使用――などの特徴を挙げている。

プロモーション方法としては、フィギュアスケートの名コーチである山田満知子氏や、プロゴルファーの尾崎直道氏に愛用してもらい、通販映像に出演してもらったことで、消費者に品質や安心感を与えたと見ている。特に、側面のストレッチ素材とゴルフの相性が良かったようだ。

「スピードヒート」は2018年の発売開始以来、3年間で累計販売枚数は31万着を突破している。2021年2月末時点でのヒートベスト累計販売枚数、同年間販売枚数、同年間売上高ともすべて「スピードヒート」がナンバーワンとなっており、プライムダイレクトにおいて3冠を達成しているという。



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