2021.08.10

【コロナ禍の成長企業分析】ビタブリッドジャパン、LTVが1.4倍に ダイエットサプリがヒットし刷新

化粧品や健康食品のECを展開するビタブリッドジャパンでは、2021年2月期中に、ダイエット訴求の機能性表示食品「ターミナリアファースト プロフェッショナル(ターミナルファースト)」がヒットした。同商品は、発売から1年間で50万袋以上を売り上げたとしている。2021年には、定期購入客のLTVを高める施策を実施したところ、LTVが最大で40%高まったという。

ビタブリッドジャパンの2021年2月期の売上高は、前期比20%増の100億円だった。増収の要因となったのが、「ターミナリアファースト」だったという。子供用の栄養機能食品「レベルアップ」の販売も好調だった。

「ターミナリアファースト」は、ターミナリアベリリカ由来没食子酸を機能性関与成分とした機能性表示食品で、2019年10月に発売した。「食事の糖や脂肪の吸収を抑えBMIを減らすのを助ける」旨を表示している。


ダイエット訴求の機能性表示食品「ターミナリアファースト プロフェッショナル」

同社は2021年2月3日、「ターミナリアファースト」を、新たな成分を加えて刷新。新たな機能性表示も加えた。これまで1日2回、4粒の摂取を摂取目安量としていたが、1日3回に改めた。

リニューアルの結果、顧客一人当たりのLTVが30~40%増加したという。その結果、2022年2月期に入ってからも、同商品は好調に売れているとしている。

同社によると、「ターミナリアファースト」の定期購入者のほとんどが女性。LINEやニュース系ウェブサイトに出稿した広告からの流入が多いという。

ビタブリッドジャパンでは2021年8月以降、オリジナルでユニークなビューティヘルス系の商品を投入する予定だという。同社の大塚博史社長は、「売り上げ規模は100億円を超えたが、規模を追うよりも100年続く会社を作ることを目指したい」と話している。



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