2021.08.06

LINEとヤフー、「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」店舗の「LINEギフト」出店を促進 ECサービスの連携強化

LINEとヤフーは8月2日、LINEが提供する「LINEギフト」と、Yahoo! JAPANが運営する「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」において、出店者および出店希望者等への営業活動に関する連携を新たに開始した。「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」に出店している加盟店を対象に、「LINEギフト」への出店を促進するとともに、両社のECサービスにおける連携強化によるユーザーの利便性向上を目指す。

「LINEギフト」は、「LINE」のトーク機能を通じて友だちとギフトを贈り合うことができるコミュニケーションサービス。住所を知らない相手や、直接会えない相手にも、「LINE」上で簡単にギフトを贈ることができるため、お礼を言いたい時や季節イベント、ライフイベントなど、様々なシーンで利用されている。特にコロナ禍においては、思うように会えない大切な人にオンライン上でギフトを送りたいというユーザー傾向が高まり、2021年5月には累計ユーザー数1500万人を突破、2020年の年間総流通額は前年比250%に達した。

Yahoo! JAPANが運営する「Yahoo!ショッピング」は、日本最大級のオンラインショッピングモールで、人気の家電から食料品や日用品、ギフトにぴったりのものまで、幅広い商品をラインアップしてしている。一方、厳選されたストアだけを集めたプレミアムなオンラインショッピングモール「PayPayモール」では、ワンランク上の買い物体験を提供している。「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」では、約4億点以上の商品を取り扱っており、商品数国内ECNo.1の豊富な品揃えを実現している。

このたび両社は、「LINEギフト」「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」の3サービスにおいて、出店者および出店希望者等への営業活動に関する連携を開始した。本連携により、まずは「Yahoo!ショッピング」、および「PayPayモール」に出店している加盟店を対象に、「LINEギフト」への出店を促進する。両社のECサービスの連携強化により、「LINEギフト」のより幅広い商品ラインアップを実現し、より多くのユーザーの利便性向上を目指していく考え。また、今後は営業活動以外の連携についても検討を進めていくとしている。「LINEギフト」では、今後も“会えなくても気持ちを伝える”、コロナ禍における新しいコミュニケーションツールの一つとして、ユーザーのギフトシーンに寄り添っていくとしている。

また、2021年3月に実現したZホールディングスとLINEの経営統合を経て、同じグループ企業となったLINEとYahoo! JAPANは、ユーザーの安全安心およびデータガバナンスに関する各種課題の改善を前提に、今後さまざまなサービスにおいて連携を強化していくとしている。連携によるシナジー効果を高め、日本に住む人々に最高のユーザー体験を提供し、社会課題の解決に努めていく考えを示した。



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