2021.07.19

【幹細胞化粧品特集<インタビュー>】アンチエイジング 屋山朋康取締役「『進化する原料』武器に業界けん引」

アンチエイジング 屋山朋康取締役


化粧品素材の販売を行うアンチエイジングは、ヒト幹細胞培養液原料の国内におけるパイオニアとして知られる。同社では、「進化するヒト幹細胞培養液原料」を武器に、ネットワークビジネスから訪販、エステ、クリニック、通販・ECへと、販売を拡大させてきた。「ヒト幹細胞培養液の業界を、品質で強力にけん引していきたい」と話す屋山朋康取締役に話を聞いた。


10年間供給し続ける幹細胞のパイオニア

――貴社の幹細胞培養液化粧品に関するこれまでの取り組みについて聞きたい。

2012年にヒト幹細胞培養液の化粧品原料を上市して以来、約10年にわたって供給し続けており、パイオニア企業といえるだろう。今では、ヒト幹細胞培養液化粧品素材のリーディングサプライヤーになったと自負している。

――なぜ貴社のヒト幹細胞培養液は支持されるのか。

10年間、常に進化させ続けてきたからだ。現在の原料は、ローリングボトル法を採用しており、成長因子やエクソソームといった有用成分を豊富に含んだ原料を、高効率で製造できる。特に「化粧品原料として」培養方法を進化させてきたのが、当社原料の大きな特徴だ。


エクソソームが通常培養の10倍に

――「化粧品原料として」というのはどういう意味か。

ご存知のように、ヒト幹細胞培養液化粧品には幹細胞自体は含まれていない。幹細胞を培養した際に、副産物として生まれる培養液を、化粧品原料として有効活用しようというところから開発がスタートした経緯がある。そのため、「幹細胞の培養・増殖」を第一の目的として開発された原料がこれまでは多かった。当社が扱う、脂肪由来のヒト幹細胞培養液「RemyStem(レミーステム)」シリーズについては、化粧品原料としての「ヒト幹細胞培養液」を、いかに高品質に製造するかに主眼を置いて開発を行っている。そのため例えば、ローリングボトル法で製造した当社のヒト幹細胞培養液原料には、通常培養のものと比べて約10倍のエクソソームが含まれていることが確認されている。

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