2020.03.26

【進化する早朝・深夜配送サービス】導入企業の継続率100%、サービス拡大中

MagicalMove 武藤雄太社長(写真左) 鵜沢泰造取締役

MagicalMove 武藤雄太社長と鵜沢泰造取締役に聞く


ソフトバンクグループのMagicalMove(マジカルムーブ)が提供する早朝・夜間に商品を配達するサービス「Scatch!(スキャッチ!)」がサービスを拡大している。配送エリアを都内23区、大阪市内から周辺エリアに拡張し、導入ハードルを下げる取り組みも積極的に行っている。導入企業の継続率は100%、ユーザー評価では98%が「良い」と回答。高い品質を武器に、さらにサービスを拡張し、導入企業の獲得につなげる。「スキャッチ!」の現状と展望を武藤雄太社長と鵜沢泰造取締役に聞いた。


ーー「スキャッチ!」とはどんなサービスですか?

武藤:早朝・深夜を含む午前6時~深夜0時まで、1~2時間単位で配達時間を指定できる配送サービスです。注文したその日のうちに配送することも可能で、早いと注文から約6時間でお届けすることもできます。その背景にはAI(人工知能)やさまざまなテクノロジーを活用し、自動化・効率化を実現する仕組みを構築しています。

配送スピードや細かい時間指定だけではなく、ユーザーは配達中のドライバーの位置情報を把握できたり、受け取り後にサービスの評価を付けられる仕組みもあります。このようなサービスはパートナーである配送会社と協力することで実現できています。パートナーとともに、顧客体験を変えていくようなサービスを提供したいと考えています。


武藤雄太社長

――そもそも「スキャッチ!」が誕生した経緯は。

武藤:「スキャッチ!」はソフトバンクの社内ベンチャーとして誕生したサービスで、1社1サービスで運営するという方針のもと、2017年5月にマジカルムーブとしてサービスを運営しています。国内のEC市場は拡大していますが、諸外国と比べると伸び切っていない面もあります。課題の一つであるデリバリーにおいてイノベーションを起こしたいという思いで、「スキャッチ!」を立ち上げました。

鵜沢:社会課題となっている物流のラストワンマイルに対して、ソフトバンクグループとしても、さまざまな取り組みを積極的に行っています。「スキャッチ!」は再配達率の低減につながるサービスだと考えています。

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