2021.07.14

ミサワホーム、荷物受取用のドローンポート備えたコンセプト住宅が完成 「暮らし」「健康」「環境」がテーマの持続可能な住まいを提案

ミサワホームは7月9日、社会が抱えるさまざまな課題の解決につながるコンセプト住宅「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」のモデル棟を、住まいづくりの体感施設「ミサワパーク東京」に建設した。住宅をインフラのひとつとして考えるデザイン提案により、暮らし、健康、環境のサステナビリティを実現し、持続可能な住まいづくりを目指す。モデル棟では、人に最適な自然環境に近づけたワーク空間や、将来的なロボットの導入にも対応するフルフラットのバリアフリー設計、荷物受け取りを想定した移動式のドローンポート、帰宅時に除菌するクリーンクロークなどを体感することができる。

【<画像20点>コンセプト住宅の詳細はこちら】

「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」は、住まいの枠を超え、人々の健やかで先進的な暮らしを支える未来コンセプト住宅。「暮らし」「健康」「環境」の3つのテーマでサステナビリティを実現する新しいデザインが特長となる。

ミサワホームでは、再生可能エネルギーの自家消費率や建物の長期利用、防災性能の向上など、同社のカーボンニュートラルに向けたすべての取組みを「グリーン」、エネルギーや水などの生活インフラのほか、働く場所や社会とのつながり、感染症対策をはじめとした健やかに暮らすための技術、災害に対する安全、緑に囲まれた安らぎなど、人々が安心して豊かに暮らすための基盤すべてを「インフラ」としてとらえており、「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」では、住まいの枠を超え、住宅を人々を支えるインフラのひとつと考えるデザイン提案を行っている。

住まいづくりの体感施設「ミサワパーク東京」に建設したモデル棟では、住宅以外への可変性も視野にフレキシブルな長期利用を可能にする空間構成や、感染症対策を含む健康面の提案、自然災害への備えに加え、エネルギー面でも自立したレジリエンス性の高い安全・安心な住まいのもと、家族や社会とつながりながら、いつまでも豊かに過ごすことができる暮らしを提案。空間構成では、1階をシェアオフィスとして貸し出すパブリックな空間、2階を家族が健康的で豊かに過ごすプライベートな居住空間としている。シェアオフィスは心地よく、効率的に働くことのできる環境を整え、平日は働く場として、休日にはカフェのように地域の人々が交流する場として利用してもらうことを想定。これまで別々にあった住宅や職場、そして友人と集う場を、一体的に提供することによりマルチプレイス化し、場所にとらわれない新しい暮らし方ができるようになるとしている。

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