2021.07.09

ギフティ、モバイルオーダー構築「PICKS」運営のDIRIGIOと資本業務提携 eギフトの提供促進、飲食店のDX支援で協業

eギフトプラットフォーム事業を展開するギフティはこのほど、飲食店のモバイルオーダー立ち上げプラットフォーム「PICKS(ピックス)」を運営するDIRIGIO(ディリジオ)と資本業務提携契約を締結し、DIRIGIOが実施した第三者割当増資を一部引き受け、7月1日に出資を完了したと発表した。事業面における協業も強化し、「PICKS」のユーザーである個店を中心とした飲食店に対し、ギフティが展開する「eGift System」および「giftee Loyalty Platform(ギフティ ロイヤルティ プラットフォーム)」を提供し、飲食店のDXを支援する。成長戦略の一環として、eギフトプラットフォームおよびeギフトの流通額を拡大し、プラットフォームの利用価値を高めるとともに、収益の多様化を目指す。また同日、ギフティの代表取締役鈴木氏が、DIRIGIOの社外取締役に就任した。

ギフティは、「eギフトを軸として、人、企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」というコーポレート・ビジョンのもと、eギフトの発行から流通まで一気通貫で提供するeギフトプラットフォーム事業を国内外で展開。主力サービスは、カジュアルギフトサービス「giftee」、eギフトやチケットを発行し販売する「eGift System」、eギフトを活用した法人向けソリューション「giftee for Business」、地域活性プラットフォーム「Welcome ! STAMP」の4サービスで、個人、法人、自治体を対象に広くeギフトサービスを提供している。

一方、DIRIGIOは、個店を中心に、飲食店のモバイルオーダーの開発から運用までを一気通貫で提供するモバイルオーダープラットフォーム事業を展開。飲食店の自社モバイルオーダーサイト、およびアプリの構築を可能とするシステムと、テイクアウトポータル「Picks」への掲載による販売チャネルを提供し、テイクアウト・デリバリーにおける集客から継続的な顧客リレーションの強化まで包括的な支援を行う。コロナ禍をはじめ様々な外的要因により、テイクアウトやデリバリーへの参入ニーズ、中小規模の飲食店におけるDXの必要性は高まっており、現在累計で3500店舗を超える飲食店で利用されている。


モバイルオーダー立ち上げプラットフォーム「PICKS」

ギフティは、これまでも「eGift System」の提供を通して飲食店の商品をeギフト化し、流通・販売を行ってきた。また、飲食業界に対し、既存顧客のロイヤルティを高めるサービスとして「giftee Loyalty Platform」を展開。デジタルの回数券や定期券、サブスクリプションのプランを提供している。この度のDIRIGIOとの資本業務提携は、ギフティが推進する成長戦略の一環であり、eギフトプラットフォームおよびeギフトの流通額を拡大し、プラットフォームの利用価値を高めるとともに収益の多様化を図ることを目的としたものであるとし、事業面における協業も強化を図る。

DIRIGIOのサービスを導入する飲食店に対し、「eGift System」および「giftee Loyalty Platform」を共同で提供し、eギフト市場への参入を促進し新たな収益機会の獲得をサポートするとともに、既存顧客のロイヤルティ向上に寄与する施策を提供していく。また中期的には、両社のサービスを掛け合わせ、「モバイルオーダーを起点とした飲食店のDX支援」にも取り組む予定としている。


サービスの仕組み

ギフティおよびDIRIGIOは、この度の資本業務提携により両社のパートナーシップを強固なものとし、eギフト発行企業とeギフトのさらなる流通拡大を目指すとしている。また、個店をはじめとした中小規模飲食店のDXを推進し、ニューノーマル時代の飲食店経営の安定化に資するソリューションを創出すべく、両社で取り組む考えを示した。



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