2020.03.27

【受賞店に聞く】 リンク「農機具王」 地域密着、自社で販促ノウハウを蓄積

営業統括・堤正豊部長

〈ヤフオク! ベストストアアワード2019 農業機械・工具DIY部門2位〉


農業用機械などの買い取り・販売を行うECサイト「農機具王」の運営を行うリンクは、ヤフオク!ベストストアアワード2019の農業機械・工具DIY部門で第2位を受賞した。

受賞した要因について「売り上げなどに貢献できたからだと思っている」(同社)。ヤフオクでの2019年11月期の売上高は、前期比28.3%増の8億1600万円だった。同社の受賞は5年連続となり、これまで6度の受賞実績がある。

同社は、10年前から農業機械の買い取り・販売を開始。現在、秋田から宮崎まで19店舗を構え、それぞれの地域に合わせた買い取りと販売を展開している。販促や買い取りなどのノウハウは、すべて自社で蓄積してきたという。

写真や情報提供を工夫


農業機械の買い取りでは、地域によって、育つ作物などが異なるため、地域ごとに合わせた機械の販売や対応の必要があるという。サイト上でオークションにかける機械の写真は、すべて機械を洗車し、きれいな状態で掲載することも心掛けている。「他社は、現場でそのまま使ったものを掲載しているのが多いが、洗車してあるだけでも付加価値は大きい」(同)と言う。

また、単に、写真を掲載するのではなく、機械ごとに応じて、どこがポイントになるのかなどを選定した上で撮影し、撮影の仕方だけでなく、情報提供の部分も工夫もしている。

出品管理は、各店舗で実施。出品する際の仕組みを作り、各支店が運用しやすいようにしているという。サイトでの一番の売れ筋はトラクターだ。

一部の店舗では、買い取りした機械の修理対応なども実施。機械の修理は資格が必要となるが、有資格者がいることで、顧客に対するサービスの強化も図っている。


「農機具王」

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事