2021.07.07

トランスコスモス、ジャカルタに倉庫を新設 インドネシア向け越境EC事業を強化

トランスコスモスはこのほど、インドネシアでEC事業を展開する子会社PT. transcosmos Commerce(以下:トランスコスモスコマース)において、ジャカルタ中心部に倉庫を新設し、アナリティクスの専門組織を立ち上げた。今後さらなる成長が見込まれるインドネシア市場において、EC事業の強化を図る。

トランスコスモスコマースは、2018年11月に事業を開始したインドネシア向けのEC企業。日本をはじめとする世界各国の顧客企業と消費者をつなぐ、販売パートナーとしてEC展開を支援する。オンラインリテールとして顧客企業の旗艦店を請け負うという特徴を持ち、現地5大マーケットプレイス(Shopee、Tokopedia、Bukalapak、Lazada、BliBli)において商品の仕入れ販売を実施。CASIO、SEIKOの時計や、Vitabioticsの栄養補助食品などの販売実績があり、売上拡大に貢献している。

配送・物流業務においても高品質なサービスを提供しており、インドネシアの大手オンラインマーケットプレイス「Tokopedia」における1~4月のオンタイムデリバリーレート(期日までの配送割合)は100%を達成。さらなる配送・物流業務の強化のため、2021年4月にはジャカルタ中心部に倉庫を新設した。7月にはさらに拡充し、大型製品の取り扱いを開始する。また、6月にはアナリストの専門組織を新設しており、アナリストが作成するマンスリーレポートの品質は顧客企業から高評価を得ており、分析をもとにした施策により、売上拡大に貢献している。

トランスコスモスのASEAN市場向け事業は、ベトナム・フィリピン・タイ・マレーシア・インドネシアにオペレーション拠点を展開し、現地市場向けにコンタクトセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供。EC支援サービスでは、顧客企業の海外進出状況や現地戦略にあわせて現地市場での展開を支援する。今後も変化の激しいEC市場において、各国の市場向けに最適なサービスの提供を行い、顧客企業のブランディングと売上拡大に貢献していくとしている。



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