2021.06.28

【技術力ある化粧品OEM 特集<インタビュー>】実正 角谷昭博営業部長「抗シワ表記できる薬用美白クリームも開発」

角谷昭博営業部長


化粧品OEMの実正は、効能を表示できる医薬部外品のレディーメード処方の開発に注力しており、順調に受注を伸ばしている。医薬部外品は、認可を得る必要があるため、開発に時間がかかるのが通例だ。同社では、レディーメード処方についてあらかじめ認可を得ておく施策を推進しているため、医薬部外品の迅速な開発が可能になるという。今年4月には、医薬部外品2品について、新たに認可を得たという。開発したのは、より低コストで開発できる除毛剤と、抗シワ表記ができる美白クリーム。同社の角谷昭博営業部長に、医薬部外品のレディーメード処方の開発について話を聞いた。


ーー医薬部外品のレディーメード処方の開発に注力しているということですが。

当社では、医薬部外品のレディーメード処方の開発に注力しており、現在では10種類以上のレディーメード処方を展開しています。こうしたレディーメード処方では、厚生労働省の認可を前もって得ているため、特徴のある医薬部外品をスピーディーに商品化できます。品目数は順次増やしていっています。

ーーどのような処方が人気ですか。

医薬部外品の除毛クリームが特に人気です。産毛なら5分程度でしっかりと除毛できるという確かな効能を持っている点が高く評価されています。クリームタイプであるため、液だれしないことも好評です。

有効成分のチオグリコール酸は刺激臭があるのが難点なのですが、当社の処方では、臭いのマスキングを行っており、臭いの問題をクリアしています。除毛の他、美白、抗にきび、抗炎症などの効能をうたえる医薬部外品のレディーメード処方を開発済みですから、短納期、小ロット、低コストで供給できます。

ーー直近で開発した、医薬部外品のレディーメード処方について教えてください。

今年4月に二つの医薬部外品について認可を得ることができました。一つは、除毛クリーム「薬用スムーズリムーバー」です。従来の薬用除毛クリームと同じく有効成分はチオグリコール酸カルシウムです。液だれしにくいクリームタイプであるのも、従来タイプと同様です。従来品と同様の有効性を期待できると考えています。

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