2021.06.24

【ここも急増⁉消費者相談】SNSトラブル前年比1.6倍 サプリ・化粧品の広告でも

6月8日に発表された、2021年版消費者白書では、SNSに関する相談が急増していることが分かった。2020年度(2020年4月-2021年3月)に国民生活センターに寄せられた、SNSに関する相談件数は、2019年度の1.6倍の3万9927件だった。消費者庁によると、健康食品や化粧品のECの広告がきっかけで、トラブルになっているケースも多いとしている。
 
消費者庁によると、SNS関連の主な相談の内容は、①SNSでの広告がきっかけとなるケース ②SNSでの勧誘がきっかけとなるケース ③SNSで知り合った相手との個人間取引のケースーーが多くみられるという。
 
①について、消費者庁では、化粧品やサプリメントの定期購入の広告や、ファッション、日用品の広告でもトラブルにつながるケースが多いという。
 
「SNSの自分のタイムラインに表示された広告をクリックして、遷移したECサイトで商品を購入したところ、知らないうちに定期購入になっていた」「広告をクリックして購入した商品が粗悪品だった」「広告経由で購入した商品が届かなかった」など、SNS広告の遷移先のECサイトでのトラブルが多いという。
 
消費者庁では、トラブルの相談で見られる広告の種類について、①タイムライン上に表示されるインフィード広告 ②広告とみられるインフルエンサーの投稿――の2つを挙げている。
 
年齢分布では、20代が最も多く9804件(24.5%)。次いで40代が7469件(18.7%)、3番目が50代で6944件(17.3%)だった。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事