2020.03.25

シップス、バーチャル試着を提供 リアル店でEC商品の購入促進

ファッションアイテムのセレクトショップを運営するシップスは3月7日、新レーベル「SHIPS any(シップス エニィ)」の旗艦店を東京・渋谷に開設した。店舗にはバーチャルミラーを配置し、店頭にないEC販売商品も画面上で試着可能。リアル店舗でECの利用を促す取り組みにも挑戦している。

「SHIPS any 渋谷店」には、デジタルサイネージを活用したバーチャルミラーを設置している。バーチャルミラーでは、未入荷の新作や店頭で取り扱いのないアイテムなどを画面上で仮想試着できる。気に入った商品があれば、QRコードを読み込むことで、販売ページに遷移し、購入や予約注文ができる仕組み。


「SHIPS any 渋谷店」に設置しているバーチャルミラー

「『SHIPS any』ではデジタル戦略を強化していく方針があったので、店頭での新しいUX(ユーザーエクスペリエンス)を表現したかった。ネットとリアルのクロスコマースをイメージできるサービスを提供したい思いもあり、バーチャルフィッティングに対応している商品は、店頭に入荷していないEC予約商品を中心としている」(デジタルマーケティング部・萩原千春課長)と話す。

バーチャルフィッティングサービスは、メイキップが国内で提供している「FXMIRROR(エフエックスミラー)」を導入することで実現した。

「SHIPS any 渋谷店」では5月11日までの期間限定で設置する予定。利用状況によって今後の展開を検討する。

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