ECソリューションマップ2021【ECサイト構築サービス編】総合通販カート「w2Commerce(ダブルツー・コマース)」シリーズなどを展開するw2ソリューションは、コロナ禍でEC市場が拡大する中、ソリューションへの問い合わせ件数が2倍、成約数が3倍に拡大している。昨年のバージョンアップで受注処理を自動化する機能や、高度なCMS(コンテンツマネジメント)機能を追加したことも寄与している。
「w2Commerce」シリーズでは、クラウド版の「Value5」や、本格的なカスタマイズに対応する「ENTERPRISE(エンタープライズ)」をそろえている。ECサイトの立ち上げから、独自機能を搭載した高度なサービス構築、オムニチャネル化、サプライチェーンのDXの基盤構築まで一気通貫で支援できるプラットフォームを用意している。
「以前は単独サイトのリプレイスや新規構築が多かった。コロナ禍に入り、より高度な依頼が増えている。売り上げを伸ばしたり、業務効率化を図るため、複数サイトを統合したい、DX化進めたいという要望が目立つようになった。オムニチャネルでも以前はウェブの仕組みをリアルに生かす施策が多かったのが、今ではウェブでどう売るかに重きを置くケースが増えている」(事業統括部長 丸山陽氏)と話す。
事業統括部長 丸山陽氏「w2Commerce」では昨年9月、大型アップデートを実施した。数時間かかっていた受注処理業務を数十分に短縮できていた「受注ワークフロー」に自動化機能を付け、最短1分で受注処理を完了できるようにした。LP(ランディングページ)ビルダーを搭載したCMS機能も提供している。
w2ソリューションは、ブランデックスというECサイトのデザインや運用を行う企業がグループにある点も強みとなっている。ECを理解した上でブランドの世界観を表現できるサイトを構築している。
「当社ではパッケージ+サービスというビジョンを掲げている。ECやオムニチャネルの基盤となるプラットフォームを当社が提供するだけでなく、決済やMA,チャットボットなど外部の有力ソリューションとの連携を強化し、クライアントと一緒に『勝てる事業』を作っていく。今後もその方針で機能や連携を強化していく」(同)と話す。
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