2021.06.13

【「GMOクラウドEC」サービス統合の狙いを聞く】中・上位向けでもナンバーワン目指す

ECソリューションマップ2021【ECサイト構築サービス編】


GMOメイクショップとGMOシステムコンサルティングは今年3月、両社が提供していたカスタマイズ対応のECサイト構築サービスを統合し、「GMOクラウドEC」として提供を開始した。サービスサイトなどのタッチポイントを一本化し、営業連携を図ることで、導入を検討する事業者にとって分かりやすいサービスを提供する。中・上位向けの領域でもナンバーワンを狙う両社の戦略について、GMOメイクショップのeコマースソリューショングループ部 部長 笹崎淳史氏と、GMOシステムコンサルティングのマーケティング部 副部長 畔上文昭氏に聞いた。


――3つのソリューションを統合した狙いは?

笹崎:中・上位向けではパッケージの「ecbeing(イーシービーイング)」や、クラウドの「ebisumart(エビスマート)」などが存在感を発揮しており、そこに海外から実績のある「Shopify(ショッピファイ)」が参入してきた。当社が提供する「MakeShop(メイクショップ)」は中小事業者向けのASPカートとしては、流通総額が9年連続で1位だ。中・上位向けでもナンバーワンを取りに行くために、サービス統合を図った。


GMOメイクショップ eコマースソリューショングループ部 部長 笹崎淳史氏

――統合のメリットや反響は?

笹崎:これまで展示会には、GMOメイクショップとGMOシステムコンサルティングの双方で出展していて、お客さまを混乱させてしまうケースがあった。上位レイヤー向けのサービスを同じように提供しているのであれば、サービスを統合して訴求していった方が、お客さまにとって分かりやすい。問い合わせをいただいたときも、要望に合わせて適切なサービスをご案内できる。営業でも無駄な動きが減り、マーケティングも集中できる。

畔上:問い合わせ件数も増え、商談確率も上がっている。ブランド統合による認知の拡大や、問い合わせしやすくなったことが影響している。展示会でも「GMOクラウドEC」とGMOインターネットグループのサービスであることを前面に出すことで、足を止めてくれる人の数も増えた。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事