2021.06.12

「MakeShop」、9年連続で流通額1位 新たな決済やデザイン性で成長加速

ECソリューションマップ2021【ECサイト構築サービス編】

GMOメイクショップが提供するネットショップ構築ASP「MakeShop(メイクショップ)」は、カートASP業界において9年連続で年間流通額がナンバーワンになっている。業界最安水準の手数料で導入できるクレジットカード(カード)決済サービスの提供や、デザインの自由度を高めたことが、利用店舗の拡大や流通総額増加を加速させている。

「MakeShop」の2020年における利用店舗の年間総流通額は、前年比35%増の2343億円になった。2020年の店舗純増数は約2.5倍になっている。

「コロナ禍でECサイト構築のニーズが拡大している。お問い合わせもかなり増えているが、コロナ以前からリモートの環境を整えており、実際いち早くリモートワークに切り替えたこともあり、営業面もサポート面も全く支障が出なかった。昨年4、5月に最初の緊急事態宣言が出たとき、他社ではサポートを閉めたり、対応時間を短縮したりしていたが、当社では全く変わらない時間で、品質も落とすことなくサポートできた。サポートやGMOインターネットグループの安心感も選ばれている要因になっている」(MakeShop事業部 MakeShopカスタマーグループ 田村淳部長)と話す。


MakeShop事業部 MakeShopカスタマーグループ 田村淳部長

サポートの手段や種類も豊富だ。電話やメール以外にも、1対1でやり取りできる掲示板やチャットボットでの問い合わせ対応を行っている。さらに機能的なサポートはもちろん、デザイン制作の問い合わせ窓口を設けている点も好評だという。


新カード決済が好反響


昨年12月には、カード決済サービス「MakeShopペイメント」の提供を開始した。業界最安水準の手数料で導入できるだけでなく、月額費用や導入手続きの手間も大幅に削減している。

「コロナ禍でネットショップを初めて構築する方や、本業が揺らいでいる中で利益を出したいという方に好評だった。店舗さまから『何でこんなに安いの』という声や、他の決済会社から『やりすぎ』という声もあった。コロナで大変な事業者さまの導入ハードルを下げたかった。新決済の導入率は上がっており、導入件数増加の追い風になっている」(同)と話す。

デザイン編集機能「クリエイターモード」も拡充している。レスポンシブWebデザインに対応し、自由にネットショップを表現できる機能だ。

自由に編集できるがゆえに、多少のHTMLやCSSの知識が必要となるが、初心者でも「クリエイターモード」を使い、ショップを構築できるようデザインテンプレートの拡充に力を入れており、年内に多数のテンプレートを追加する予定だという。

「コストが安い、機能が豊富、自由度が高いなどサービスを評価する要素はいろいろあるが、どこか一つだけではいけないと思っている。それらの要素は、事業者さまが『やりたいことを実現する』『売り上げを上げる』ための要素になっているわけなので、総合的に高いレベルのサービスを提供できないといけない。『MakeShop』は初めてネットショップを立ち上げる方から、本気で10年以上ショップを運営している方までご満足いただけている。機能やサービスがバランスよく充実しており、オールインワンのサービスになっている点が強みだと思う」(同)と語る。

今後はサブスク機能やインフラ、セキュリティーなどさらに強化していく考えだという。


「MakeShop」
https://www.makeshop.jp/



【ECソリューションマップ2021「ECサイト構築サービス編」】特集ページ
https://netkeizai.com/articles/detail/3958





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