2021.06.09

いつも、EC事業者のAmazon運営状況を調査 Amazon広告の利用金額10万円以下が6割超

いつもは6月7日、オンラインにおける消費者購買行動に特化した調査機関と情報メディアである「デジタルシェルフ総研」において実施した「EC事業者のAmazon運営に関する実態調査」の結果を公開し、運用施策・広告活用の実態と課題をまとめた。「Amazon」内の広告は「利用していない」が4分の1を占めるなど、広告利用は二極化傾向となり、まだ活用しきれていない企業も多い状況が浮き彫りになった。

【<画像5点>調査結果はこちら】

「EC事業者のAmazon運営に関する実態調査」は、「Amazon」に出品(セラー)・卸販売(ベンダー)する企業に対して、「Amazon」店舗事業の運営実態を把握することを目的にアンケート調査を実施し、「Amazon」における運用施策・広告活用の実態と課題などをまとめたもの。調査の実施時期は2021年4月26日~5月6日で、53社を対象に行った。

「Amazon店舗の月間の広告予算はいくらですか?」の問いでは、「月10万円以下」がもっとも多い38%の回答を得た。「広告を利用していない」の回答もおよそ4分の1の26%を占め、広告利用金額10万以下と合わせると6割以上の結果となり、まだ広告が活用しきれてない企業が多いことがわかったとしている。他方で月101万円以上の予算を割く企業も1割以上見られた。

「利用しているAmazon広告は何ですか?」の問いでは、「スポンサープロダクト」が90%と圧倒した。「スポンサーブランド」広告の活用は29%、「スポンサーディスプレイ」は25%となっており、「スポンサープロダクト」が中心となり、他の広告はまだ活用しきれていない現状が浮き彫りとなった。

Q:利用しているAmazon広告は何ですか?(複数回答可) 


Amazon広告における課題について尋ねた問いでは、「適切な運用方法がわからない」(50%)、「運用業務にリソースがさけない」(48%)、「広告の分析方法がわからない」(44%)がとなり、運用方法とリソースに課題を持つ企業が多い状況がわかった。Amazon店舗運営における課題としては、「集客が伸びない」がおよそ5割の47%を占めたほか、「リソース不足」(34%)、「どこに課題があるかわからない」(32%)も約3割に達した。

同調査レポートのすべての調査データは、「デジタルシェルフ総研ブログ」で公開している。



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