2021.06.05

シナブル、自社EC運営者460人にアンケート調査 「顧客データ活用不十分」42%に 

CRMツールへの不満として、「多機能で使いきれていない」を挙げる人が、52・6%と半数を超えた

データマーケティングのシナブルはこのほど、EC担当者460人を対象に、「自社ECサイトが抱える問題意識や課題」に関するインターネット調査を実施した。「自社ECサイトの主要な課題」を聞いたところ、「売上拡大」と答える人が47.0%と最も多かった。「CRMの課題」としては、「顧客データを十分に活用できていない」ことを挙げる人が42.2%と、最も多かったとしている。
 

詳しくはこちら→https://www.article.scinable.com/white-paper-2021-ec-postcorona

 
調査は、2021年3月23~27日の5日間、自社ECサイトの年商5000万~100億円の企業の担当者460人を対象にインターネット上で行った。自社ECサイトの問題意識や課題を、「組織運営」「新規顧客獲得」「CRM」「SNS」「新型コロナウイルス」の五つの分野ごとに回答してもらった。

「自社ECサイトの新規顧客獲得」については、「競合との差別化」を課題として挙げた企業が、63・0%と最多だった。次いで、「ブランディングや認知が足りていない」(59.5%)「顧客ニーズを把握しきれていない」(55.0%)「集客に関するノウハウ不足」(52.0%)の順で、挙げる人が多かった。 

「自社ECサイトにおける組織運営・人材育成」に関する課題としては、「業務の標準化・マニュアル化」(67.2%)を挙げる人が最も多かった。

「CRM」については、「データ活用」(42.2%)や「ノウハウ」(38.0%)、「人的リソース」(37.4%)に課題ありとする人が多かった。

CRMツールへの不満として、「多機能で使いきれていない」を挙げる人が、52.6%と半数を超えた。「設定が難しい」(48.3%)「費用対効果が悪い」(47.9%)といった回答をする人も多かった。

同調査を実施したシナブルでは、マーケティングオートメーションツール「EC Intelligence(イーシーインテリジェンス)」を提供している。「EC Intelligence」を導入した企業では、顧客に再購入を促すフォローメールを送信したところ、メールのクリック率が48%に達したという事例もある。自社ECサイト内に検索エンジンやレコメンドの機能を設置できる、ポップアップ表示によるウェブ接客機能や、顧客別のサイト内行動分析機能もある。CRMツールを「EC Intelligence」に切り替えたところ、ツールの運用コストが半減したという事例もあるとしている。
 

シナブル「EC Intelligence」
https://www.scinable.com




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