【”集客”成功のメソッド】 「千疋屋総本店」、会員登録数1万人以上

果物の千疋屋総本店は、LINEを活用した施策でECサイトの会員登録数を伸ばしている。現在、会員登録数は1万人を超えている。

楽天への広告投資やメルマガ配信以外に、2019年からLINEでの情報配信を開始している。配信の内容は、新商品やホワイトデーなどのイベント限定商品の情報が中心。月に1～2回ほどの頻度で情報を配信している。

LINEの登録数は約2000人で、LINEでの情報配信を開始して以降、順調にECサイトの登録数も伸ばしているという。現在、コロナウイルスによる新型肺炎の影響で1～2月の売り上げは前年同月実績より1割ほど増えている。

同社は20年前に、「楽天市場」に出店した。楽天市場と自社ECサイトでの販売がEC全体売上高の8割を占めている。人気商品は、「ピュアフルーツジェリー8個入」（税込価格3240円）で、平均購入単価は4000円～5000円。

メロンやホワイトデーなどに特化したページを特設することで、用途ごとに分かりやすいサイト仕様にしている。インターネット事業課の佐藤大祐マネージャーは「千疋屋としてのブランドを守りつつ、新しいことにチャレンジしていきたい」としている。


「千疋屋総本店」