2021.06.02

ENECHANGEとSBペイメントサービスが連携 エネルギー事業者向けSaaSにオンライン決済を提供

ENECHANGE(エネチェンジ)と、ソフトバンクの子会社であるSBペイメントサービスは5月31日、ENECHANGEが提供するSaaS型エネルギーマーケティングサービス「EMAP」において、SBペイメントサービスと連携し、開発したオンライン決済プラットフォーム「EMAP Payment」の申し込み受け付けを開始した。これにより「EMAP」を導入する電力・ガス会社の契約者は、毎月の電気・ガス料金や修理代などの支払い方法として、クレジットカード決済、スマートフォン決済、キャリア決済が利用可能になる。エネルギー業界の決済シーンのデジタル化支援ならびに利便性拡大を図る。

ENECHANGEとSBペイメントサービスは連携し、ENECHANGEが提供するSaaS型エネルギーマーケティングサービス「EMAP」において、新たなオンライン決済プラットフォーム「EMAP Payment」の申し込み受け付けを開始した。提供開始は2021年6月下旬以降の予定。エネルギー周辺企業を中心に導入が進む「EMAP」の新機能として追加することで、「EMAP」を導入する電力・ガス会社の契約者は、クレジットカード決済に加え、普及が進むスマートフォン決済(PayPay(オンライン決済)/LINE Pay)やキャリア決済(SoftBank/docomo/au)による支払いが可能になる。

「EMAP Payment」では、電気・ガスの新規契約時や支払い忘れなど、個別手続きが必要な契約者に対し、メールやショートメッセージなどで契約者のスマホ・パソコンへ支払い通知を送信する。契約者は、専用ページから利用したい決済手段を選んで電気・ガス料金などの支払い手続きを行うことが可能。各種修理交換や工事、機器類販売など、1回限りや都度発生での支払いにも利用できる。



「EMAP」は、ENECHANGEが電力・ガス切り替えプラットフォームを運営する中で得た知見・情報・技術資産をもとに提供する、電力・ガス小売の現場をデジタル化・高効率化するためのSaaS型エネルギーマーケティング支援サービス。電気・ガス料金のシミュレーション、各種申し込みや契約者向けのマイページなど利用者との接点となるプラットフォーム「EMAP FRONT」、契約申し込み時の受付管理業務や代理店・パートナーの管理を効率的に運用する「EMAP DESK」、スイッチング・引っ越し受け付けのオペレーションや料金計算などバックオフィス業務の負担を軽減する「EMAP BPO」の3つのサービスを、電力・ガス会社向けに提供している。今回新たに、オンライン決済プラットフォーム「EMAP Payment」がラインアップした。

ENECHANGEは、エネルギー事業者向けに「EMAP」を提供する中で、電力・ガスの契約者と事業者双方にサービス料金の「決済」にまつわる課題が多く見られたことを受け、豊富な導入実績を持つSBペイメントサービスのオンライン決済サービスと連携し、オンライン決済プラットフォーム「EMAP Payment」の開発に至ったとしている。両社の連携により、エネルギー業界における利用料金支払いのキャッシュレス化を支援する。

「EMAP Payment」の受け付け開始に伴い、ENECHANGEのエネルギークラウド事業部、塚原宗之副事業部長は、「昨今のキャッシュレス決済サービスは、オンラインでもオフラインでも利用できるスマホ決済を中心に利用機会が拡大し利便性が飛躍的に向上しています。今回、SBペイメントサービスとパートナーシップを組むことにより、エネルギー利用代金の支払いを簡単・便利にするだけでなく、業務改善にも寄与するオンライン決済プラットフォームとなりました。エネルギー業界のDXを推進する新たな取り組みにご期待ください」とコメントした。

SBペイメントサービスの営業本部、長田直樹副本部長は、「この度、エネチェンジとともにエネルギー業界向け決済ソリューション『EMAP Payment』を開始できることを大変嬉しく思います。『EMAP Payment』では利用者に簡単で自由な支払い体験を提供するだけでなく、エネルギー業界の変革に取り組むENECHANGEの豊富な知見により、事業者さまにとってもお客さま対応に関する業務改善を推進できるソリューションであると確信しています。今後もENECHANGEとのパートナーシップを強固に推進しエネルギー業界のDXに貢献していきたいと思います」とコメントした。




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