2021.05.21

BeeCruise、UCCコーヒーやJTBとアジア向けオンラインライブツアー開催 コロナ禍の「日本ロス」消費取り込み図る

海外向け商品代理購入サービス「Buyee」を展開するBeeCruiseは7月3日、UCC上島珈琲、JTBと共に外国人向けのオンラインツアー「UCCコーヒー x JTB x Buyee特別企画 UCCコーヒーの美味しさとその秘密を知る オンラインライブ中継見学ツアー (抽出実習付き)」の販売を開始した。UCCコーヒーの海外でのブランド力とJTBの海外ネットワークや手配力をいかした外国人向けオンラインツアーを「Buyee」のスキームで販売することにより、アフターコロナに向けた訪日意欲を喚起するとともに、現在訪日が叶わないことによる「日本ロス」の消費意欲の取り込みを図る。

主にアジア圏の「Buyee」ユーザーを対象とする「UCCコーヒー x JTB x Buyee特別企画 UCCコーヒーの美味しさとその秘密を知る オンラインライブ中継見学ツアー (抽出実習付き)」は、ハワイにある「UCCコーヒー直営農園」と神戸市にある「UCCコーヒー博物館」の観光を体験できるオンラインツアー。直営農園、コーヒー博物館からライブ中継を実施し、参加者は英語ガイドの案内により、楽しく気軽に見学することができる。ハワイと日本を同時に観光できるのは、オンラインツアーならではのダイナミックな体験となる。



さらにツアー参加者は、事前に「Buyee」に会員登録することで、フードペアリングを追求した「UCCドリップコーヒー」のギフトセット「チョコフルチーズに合うセット(6個入り)」を受け取ることができる。ツアー当日は、このセットを使い、自宅でプロの抽出技術やフードペアリングを学びながら参加者自身がコーヒーのドリップに挑戦するワークショップも実施。UCCコーヒー、JTB、「Buyee」が協働することにより、見る・聞くだけではなく、実際に手を動かし、コーヒーの香りや味を五感全てを使って体感するオンラインツアーを実現し、訪日意欲の高い海外在住者に提供する。7月3日に実施する同ツアーの価格は6000円。

近年のアジアのコーヒー需要の増加に伴い、日本国内の「UCCコーヒー博物館」への海外からの来館者は増加していたが、コロナ禍により現在は来館が叶わない状況が続いている。その一方で、在宅時間の増加によりコーヒーの愛飲者はますます増加していることが予想される。UCCコーヒーは、日本発のコーヒーブランドとしてコーヒー関連売り上げ世界第5位を誇り、海外からも高い人気がある。

コロナ禍においてインバウンド需要の減少が続く一方で、日本商品への購買需要はオンライン上の越境ECへと移行しており、2020年度の「Buyee」の流通総額は前年比+22.3%と過去最高を記録した。観光においても新しい旅のスタイルとしてオンラインツアーが定着し、JTBが実施するオンラインツアーの参加者は延べ2万0000名を超えた。

こうした背景を受け実施する今回のオンラインツアーは、主にアジア圏の「Buyee」ユーザーを対象とし、「カップから農園まで」を理念とするUCCコーヒーによる上質なコンテンツの提供と、JTB監修による充実したオンラインツアー体験、そしてBeeCruiseによる海外代理購入サービス「Buyee」を活用した一気通貫の販売サポート体制の構築を実現。拡大するオンラインツアー市場において、参加するだけではなく、参加者自身の行動を伴う体験を提供することで、その先の消費行動の喚起を図る。日本国内で定着したオンラインツアーのネクストステップとして、外国人を対象にテーマ型の質の高いオンライン体験ツアーを実施することで、将来の訪日意欲を高めるとともに、持続的な交流・商流の創出を目指す考えだ。



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