2021.05.21

フューチャーショップ、年商10億円を狙うD2Cブランドの立ち上げを支援 デジサーチ社と共同で

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは5月20日、D2Cブランドの開発・投資・ブランド構築などを展開するデジサーチアンドアドバタイジングと共同で、自社オリジナル商品や自社企画商品を定価で長く販売するためのプログラム「D2Cアクセラレータープログラム」の提供を開始した。D2Cブランドの立ち上げを目指す企業を支援する。

「D2Cアクセラレータープログラム」は、1商品で年間10億売る方法」と題してヒット商品開発を目指し、商品企画・開発からロングセラーを育てる方法までを伝え、D2C化を目指す企業をバックアップするプログラム。プログラムの主な内容は、オリジナル商品開発のノウハウ提供、商品開発・広告のための資金提供、製造のためのメーカーの紹介の3点。

オリジナル商品開発のノウハウでは、売れるために必要な商品開発ノウハウだけでなく、商標や意匠登録などの知財管理もサポートする。プログラム参加者の中から独自の審査基準を満たした企業または個人には、D2Cファンドより資金提供も可能。従来型の株式出資だけでなく、1商品の売上から対象にした出資も可能としている。メーカーの紹介では、実際に商品を製造できるメーカーの提案やコラボレーションの実現を行う。

EC市場の拡大で、D2C(Direct to Consumer)というビジネスモデルが注目され、さまざまな事例が登場している。従来、B2CでECを運営していた企業から「D2C化したい」「D2Cブランドを立ち上げたい」という声も数多く寄せられているという。一方で、商品企画・製造・販売を一貫して自社で行い、顧客への情報発信からプロモーション、マーケティングまで、すべてを自社ECで完結することは容易ではない。

「futureshop」は、2800店舗を超えるEC事業が利用するECプラットフォームであり、1店舗あたりの平均年商が7500万円とポテンシャルが高く、新しい価値を生み出す力をもつ中堅・中小企業が多いことから、ノウハウと資金の両面で支援できるプログラムの開始に至ったとしている。

共同するデジサーチ社は、長きにわたりD2Cブランドの開発・投資・育成・ブランド構築などを行ってきたクリエーター集団であり、「futureshop」の主要導入企業でもある。昨年12月には、デジサーチ社のバッグブランドのECサイトの売り上げが、「futureshop」ユーザーのなかでトップとなったほか、メーカー同士のコラボレーションなど数多くのヒット商品を生み出し、企業支援を行うなどの実績を持つ。

両社は同プログラムにおいて、「本当に売りたいものを創る」から始まり、「伝える技術」を提供し、D2Cブランドの育成に寄与していくとしている。

フューチャーショップの星野裕子社長は、「デジサーチ社とは、Eコマース黎明期の2004年からお付き合いをさせていただいています。デジサーチ社の特長は、ECサイトの制作会社やコンサルティング会社ではなく、広告運用支援、フルフィルメント支援でもないところです。『本質的な売り上げをつくる』ことにこだわったブランド運営をされ、結果的に企業再生事業にまで至っています。また、『ECサイトはこうあるべき』といった一般論に縛られず、ターゲット顧客がいちばん心を動かすページを丁寧な分析とともに作りあげられます。結果、驚異的なコンバージョン率を叩き出し、1商品で年商20億円の売り上げを創る、企業を成長・再生させるプロ集団です。10年で200億円を売り上げている商品もございます。D2Cブランドを起ち上げても、すぐに飽きられては意味がありません。『D2Cアクセラレータープログラム』は『オリジナル商品を定価販売でロングセラーにする方法、あります。』という言葉どおり、利益を生むための本質をついた方法をご提供いたします」とコメントしている。


「D2Cアクセラレータープログラム」
http://www.digisearch.co.jp/d2c/fsdigi.html




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