スタイラーは4月28日、リニューアルしたオンライン接客・購買サービスアプリ「FACY（フェイシー）」の正式サービスを開始した。新しい「FACY」には、街でのショッピングの活性化を目的とし、購入した商品を店頭で受け取ると1000円が割引かれる機能が追加された。
ファッション小売店の店頭にあるアイテムを提供する「FACY」は、ユーザーとショップスタッフとのコミュニケーションを主軸としたオンライン接客・購買サービスを提供するアプリとして2015年12月にスタート。今春の大規模なリニューアルを目指し、2020年10月からはβテストを実施しており、このほど正式サービスを開始した。今回のリニューアルでは、街の小売店や街全体を活性化するために、今まで以上に“街でのショッピング”に焦点を当て、エリアに特化した機能の充実を図った。
外出時間が限られる昨今では、「FACY」で事前に購入し、店頭で最終確認して商品を受け取ることで、外出時間の短縮が可能になる。また、店頭受け取りの場合は、「FACY」のサービスとして1000円割引（税込み5000円以上の買い物につき）を適用し、お得に購入できる。ショップが休業中の場合も、送料無料で店頭の商品を自宅まで送ることが可能となっている。
街の小売店に特化した機能は、東京都・渋谷区を中心とした商圏からスタートし、徐々にエリアを拡大していく予定としている。また、「FACY」は今後、「JOURNAL STANDARD」を皮切りに、各ビジネスパートナーと商品在庫のシステム連携を進め、各ショップの店頭展開商品の情報をタイムリーに提供していくとしている。これにより「FACY」を通して、常に最新の店頭在庫情報を提供することが可能になる。
正式サービス開始に伴い、スタイラーの小関代表は、「アプリによるユーザーの店頭誘致は、ショップにとって単価や買い上げ率の観点から、ECとは別の重要なチャネルになっています。既に欧米ではBOPIS（Buy-online-pickup-in-storeの略。商品の店頭受け取りの意味）が日常的になっています。私たちのアプリを通じて、苦戦を強いられている街の小売業や、街全体が少しでも活気づけられればとても嬉しく思います」とコメントした。
