2021.04.21

いつも、D2CブランドのM&A・出資事業開始 「資金」「リソース」「ノウハウ」を提供

いつもは4月21日、魅力あるブランド・製品を持つD2C・ECブランド企業に対しM&A・出資し、成長を促す事業を開始した。自社の保有するD2C・EC支援力と資金を活用し、魅力あるブランドのバリューアップの支援を図る。

このほど開始したのは、リソースや資金不足、ECノウハウが不足しているD2C・ECブランド企業に対して、D2C・EC事業成長に必要な経営支援を行うことで、M&A・出資先の事業価値を高める事業。

M&A・出資の主な対象は、年間EC売上げ規模が5000万円~3億円程度のD2C・ECブランド企業や、「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などのECプラットフォームや自社ECサイトに出店しているD2C・ECブランド企業。化粧品、食品、ベビー、日用雑貨、インテリア、ペット、電化製品、アパレルなど複数カテゴリーを対象とし、M&A・出資後に成長する余地があるD2C・ECブランドを適切に選定するとしている。



D2C・ECブランド企業へのM&A・出資と、その後の販売支援を行うための専門部署すでに設置しており、M&A・出資後には、いつもが保有する事業成長の資金、EC専門人材、EC販売ノウハウ、商品企画・開発、倉庫・フルフィルメントを投入することで、各ブランドの売上げ・収益を伸ばす。さらに、国内の別ECプラットフォームへの追加出店や海外販売(中国、ロシア、ASEAN、アメリカ、ヨーロッパ等)などを行うことで、各ブランドの事業価値を高めていくとしている。

複数ブランドを統合することによる新たなメリットとして、仕入れ費、物流費用、広告費、採用費、バックオフィス費などを共通化し、コスト削減を図るとしている。



消費全体がオフラインからオンラインへ移行し、EC市場が成長する中、日本には魅力的なD2C・ECブランド企業が多数生まれながらも、一定規模になると資金不足や人材不足によって事業が頭打ちになるケースが多くあるとし、今回の事業提供に至ったとしている。また、現在成長しているD2C・ECブランドであっても、同社の支援投入による成長余地が見込めるケースもあるとしている。

いつもは創業以来、延べ9800件以上のECプロジェクトで、D2C・ECブランド企業に対して、「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などのECプラットフォームや自社ECサイトごとに最適化した戦略立案、ブランディング、商品企画、デジタルマーケティング、サイト運営・クリエイティブ、倉庫・フルフィルメントを提供している。また、様々な商品カテゴリーのEC市場・購買データ基盤を保有し、各ブランドのEC市場規模や成長余地、必要な広告投資額を緻密に予測し、M&A・出資先の売上規模や商品カテゴリーなどのポートフォリオ分散も考慮しながら投資を実施している。こうした同社の保有するケイパビリティを生かし、D2C・ECブランド企業の一層の成長に貢献し、日本を代表するブランドを国内・世界に輩出していく考えを示した。目標として、当面、M&A・出資資金は30億円程度を準備し、数年でM&A・出資数200ブランドを目指すとしている。




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