2021.04.16

ハンドメイドマーケット「minne」、台湾発のグローバル通販サイト「Pinkoi」と共同企画 アジアのデザイナー活性化

GMOインターネットグループのGMOペパボが運営するハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)byGMOペパボ」と、ピンコイが運営する台湾発のグローバル通販サイト「Pinkoi(ピンコイ)」は4月15日、共同企画「My Creation To The World」をスタートした。アジアを代表する2つのマーケットサービスによる共同企画となり、第1弾として、海外販売に関する意識調査の結果とトップ対談の公開、SNS企画を発表を行った。アジア圏のハンドメイドデザイナーズ業界の活性化を図る。

ハンドメイドマーケット「minne byGMOペパボ」(以下:minne)と台湾発のグローバル通販サイト「Pinkoi」は、このほど開始した共同企画の第1弾として、両サービスで活動する作家・ブランド・デザイナー(以下、作り手)を対象とした「作り手の海外展開・販売に関する意識調査」と、サービストップ対談記事を公開し、「My Creation To The World」への意見収集や作り手同士の交流機会創出のためのSNS企画を発表した。

「作り手の海外展開・販売に関する意識調査」は、「minne」と「Pinkoi」がそれぞれのサービスに登録する作り手、合計2705人を対象に調査を実施したもの。調査機関は2021年3月23日~28日。

【<画像6点>「作り手の海外展開・販売に関する意識調査」の結果は?】

ブランドの活動拠点になっている地域を尋ねた問いでは、「minne」で活動する作り手の99.7%が日本と回答し、「Pinkoi」で活動する作り手の74.6%が台湾と回答した。各サービスの運営会社がある地域で活動する作り手がもっとも多い一方で、「Pinkoi」には、香港(16.0%)、日本(9.4%)で活躍する作り手もおり、「minne」には少数ではあるものの台湾やアメリカで活動する作り手もいる結果となった。



また、「Pinkoi」は越境ECサイトということもあり、今回の調査では回答がなかったもののタイや欧米などで活躍している作り手も多くいるとしている。海外で活躍する作り手の中には、ブランド・制作拠点は海外に置き、発送は購入者の居住地にいるスタッフに委託している作り手もるという。特に日本からの購入が多い「minne」を利用して海外で活動する作り手は、このような体制の作品販売をすることが多いと推測されるとしている。

インターネット上での海外の顧客への販売経験を尋ねた問いでは、全体で44.0%の作り手が販売経験があると回答した。中でも、11回以上海外向け販売経験があると回答した作り手は香港で71.2%、台湾で59.8%であったのに対し、日本では11.3%となり、作り手の活動地域によっても大きな違いがあることがわかった。また、海外のお客様への販売には、販路拡大や言語の壁を越えたコミュニケーションなど国内の販売では得られないやりがいがあることが調査結果から分かったとている。


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