2021.04.10

鈴木靴下、米ぬか繊維などアイデアアイテムを販売 ニーズではなくウォンツを追求

鈴木和夫社長

スポーツソックスの製造販売や繊維素材の開発を行う鈴木靴下は、ECによる直販事業を強化している。時代のニーズを追うのではなく、消費者が求めるウォンツを追求し、直販での収益モデルを確立させたい考えだ。数年先を見据え、販促を強化していく。

現在、売り上げの大半を卸販売が占めている。数年前から、直販の売り上げも伸長している。直近では、直販売り上げが全体の2割に拡大した。今後も、商品開発を武器に、直販の売り上げを上げていく。

ECは2007年から開始した。その後、2013年にアマゾン、2015年に楽天市場でモール展開も開始。2016年には、自社ECサイトをリニューアルし、現在に至る。これまで、自社ECサイトやモール展開では、販促企画や広告投資をほとんど実施してこなかった。

販促や広告に頼らなくても、商品開発力に自信があった。これまでも新商品はテレビや雑誌で多く紹介され、その影響が、同社の認知や売り上げ拡大に寄与してきた。「紹介される内容や媒体によって、影響は異なるが、金額的に数百万円規模から千万円単位で動くこともあった」(鈴木和夫社長)と話している。


米ぬか商品は、テレビや雑誌で紹介

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