2021.04.02

【<特集>ペット防災用品】 ペットの防災意識向上がECに影響


10年前に発生した東日本大震災は、ペットの防災意識を高めるきっかけになった。震災以降、ペット用品の防災グッズが次々とEC市場にも投入され、ペット向け防災の特設ページをメーカーや販売店が設けるようにもなった。(一社)ペットフード協会の2020年度調査によると、犬や猫のペット用品関連の購入先として全体の約20%がネットを利用している。EC化率は今後も高まると予想される。注目されるペット向け防災用品を取り上げる。


【CONTENTS】
▶【ペット用非常食】持ち運びと保存が簡単
▶︎【ペット用防災バッグ&ケージ】避難先での衛生保つ
▶︎【カードゲーム】遊びながらペット防災学ぶ
▶︎【ペットキャリー】専門家監修の多機能キャリー
▶︎【専門家に聞く】日本愛玩動物協会 竹田課長「事前にコト、モノの準備」


【ペット用非常食】持ち運びと保存が簡単 食事制限中のペットにも


災害が発生した際には、手軽に持ち運びできるペット用の非常食の需要が伸長する。病気の治療や食事制限をしているペットでも食べることができるといった点も重要になりそうだ。

ペットフードやペット向けのサプリメントの製造を手掛けるQIX(キックス)が販売する「わんぱんゴールド」は、ペットの防災・非常食。ソフトトリーツをパウチに真空パックし、5年間の長期保存を可能にしている。


ペット向けの防災・非常食「わんぱんゴールド」

パウチタイプのため、スペースを取らずバッグの隙間などに詰めやすくしている。おやつとしても食べられる。原材料には犬の主要な食物アレルゲンとなる35品目を使用せずに加工している。

ペットは、知っている味や慣れ親しんでいる食べ物しか受け付けないこともあるので、定期的に買い替えをして、おやつとして与えて定着させる取り組みも必要になるという。

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