2021.04.03

ホビーECの「あみあみ」、コロナ禍で売れたのは「プラモデル」 物流強化で12月の受注額1.3倍

金坂瑞樹代表取締役副社長

ホビー商材のECを手掛ける大網は、巣ごもり需要をつかみ通販事業を拡大している。物流体制の強化により、コロナ禍の状況でも国内外で安定した商品提供を実現。繁忙期にあたる2020年12月の受注金額は、前年同月比で国内外ともに1.3倍以上と大きく伸長した。

同社は、「あみあみ」の店舗名で自社サイトや大手ECモールで店舗を展開している。主力商品はフィギュアや模型といったキャラクターグッズだ。2020年5月期における通販・ECの売上高は175億円。

「おうち時間」の拡大は、「あみあみ」で取り扱う商品の動きにも好影響を与えた。「各商材で販売規模の底上げにつながっている。中でも特に伸びたのはプラモデル」(金坂瑞樹代表取締役副社長)だと言う。

2020年は、広がるニーズに合わせ配送網の強化に注力した。「物流に悩まされた1年だった」(同)と振り返る。メインで使用している物流拠点に加え、出荷委託先や使用倉庫を臨時で拡大。2拠点体制を確立し、商品手配と感染リスク双方の管理を徹底した。

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