2021.03.31

スクロール360、「バーチャル倉庫見学」サービス開始 コロナ禍の見学ニーズに対応、動画併用で理解促進

社員ナビゲーターによる動画案内も

スクロール360は3月30日、「バーチャル倉庫見学」サービスを正式リリースし、スペースリーのVR技術協力のもと、自社ホームページ上にスペシャルサイト「バーチャルでまるごと360度!『SLCみらい』センター見学」を正式オープンした。直接来訪が難しい事業者のニーズに応える。

【<画像6点>バーチャル倉庫見学サービスの利用イメージ】

「バーチャル倉庫見学」は、パソコンやスマートフォンを使って、臨場感あるリアルなセンター見学を体験できるサービス。利用者は自身の端末を使い、好きなタイミングで見ることができ、その場にいるかのような感覚で倉庫内を自由に歩き回ることができる。

パソコンやスマートフォンを使って、臨場感あるリアルなセンター見学を体験できるため、コロナ禍の外出自粛に伴い現地への見学が難しくなった事業者をはじめ、遠方などの理由で直接来訪が難しい事業者、物流センター検討のスピード感を重視される事業者などにも利用してほしいとしている。

2020年5月に同社は、茨城県つくばみらい市に新センター「スクロールロジスティクスセンターみらい(以下、SLCみらい)」を竣工した。しかしその時期は初の緊急事態宣言が発令中であり、行動の制限がある中での現地案内や誘致活動が難航したという。

一方でコロナ禍によるEC需要の拡大により、同社に対する問い合わせや、「SLCみらい」への見学希望は日を追うごとに増加。事業者のニーズに応えたいとの想いから、スペースリー社のVR技術を用いて、バーチャル倉庫見学専用サイトを同年10月に一般公開した。その時点では、サイトに訪れた人が自身で「SLCみらい」を自由に見られるよう構築していた。

今回、正式リリースに至ったスペシャルサイト「バーチャルでまるごと360度!『SLCみらい』センター見学」では、「SLCみらい」の魅力をVR映像中の解説写真やコメント・動画でわかりやすく説明。“初めてご覧になる方も、瞬時に理解できる”ようバージョンアップを図った。

VR映像は、矢印、動画、カメラなどのアイコンを使い、直感的な操作が可能となっている。「SLCみらい」のこだわりや見どころは、同社の社員ナビゲーターが動画で案内するほか、実際にソーターや移動ラックなど最新設備が動く様子、スタッフが手を動かす様子なども見ることができる。


直感的な操作で「SLCみらい」をバーチャル見学できる

新型コロナウイルスの影響をはじめ、さまざまな理由から「現地視察」が難しいケースがあるなか、VR倉庫見学で倉庫の雰囲気や工夫を確認してもらえることは大きなメリットだとし、今後ウイルスの影響がなくなった後も、遠方の事業者を中心に、イメージをつかんでもらえるツールになるとしている。

現在は「SLCみらい」のみの案内だが、今後は浜松・大阪になど別エリアにある同社センターでも展開し、多くの事業者に自社の魅力を伝えていきたいとの考えを示した。



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