2021.03.12

【利用者急増 〈最新ダイエットアプリ〉】21年注目のダイエットアプリ4選、お手軽・ポイントがトレンド


コロナ以降、スマホのダイエットアプリのニーズが高まっている。運動不足を解消したいという層が増えたことが要因だ。「あすけん」では、2020年5月からの9カ月間で新規利用者が100万人増加したという。ユーザーが、体重や食生活のデータをいかに気軽でモチベーションをもって記録できるかが、アプリの継続率を決める大きな要因となる。新規ユーザーが急増する中、各アプリでは、こうした点に趣向を凝らしている。「FiNC(フィンク)」では、アプリに結果を自動記録できる体組成計が人気だ。「dヘルスケア」では、利用に応じて貯まるdポイントをインセンティブに、ユーザーの定着を図っている。


【CONTENTS】
<AI食事管理アプリ「あすけん」>有料会員は1.5倍の減量効果、AI栄養士がアドバイス累計会員530万突破
<フィットネスアプリ「FiNC」>総DL数1000万件超、体重・BMIを自動記録する機能も
<ヘルスケアアプリ「dヘルスケア」>dポイントが貯まる、ダウンロード700万件超え
<ウォーキングアプリ「aruku&」>健食などECの支援も ゲーム性あるウォーキングアプリ


  <AI食事管理アプリ「あすけん」>  
有料会員は1.5倍の減量効果、AI栄養士がアドバイス累計会員530万突破

asken(あすけん)が開発・運営を行う国内最大級のAI食事管理アプリ「あすけん」は、全世界の累計会員数が530万人を突破している。2013年のアプリリリース以来、右肩上がりで成長を続けてきた。食事内容を記録すると、「AI栄養士未来(みき)さん」というキャラクターが、食生活に対するアドバイスをくれる。有料会員になった場合、無料会員に比べて平均で1.5倍の減量効果が出ているという。

同アプリでは、10万以上のメニューから食べた物を選択するだけで、摂取したカロリーや栄養素を、自動で算出・記録できる。

食事記録を元にAIが最適なアドバイスを表示する。アドバイスは、約2000人の管理栄養士・栄養士が考案しているという。アドバイスの組み合わせは20万パターン以上あるとしている。ユーザーからは「『未来さん』に褒められるとダイエットへのモチベーションが上がる」と好評だ。


AI栄養士が食事を採点

ユーザーの約7割が女性。女性ユーザーの内6割が30代以下で、男性は40代以上が5割だという。口コミがきっかけでユーザーになる人が多いとしている。

おうち時間の増加や、健康意識の高まりを受け、会員数の伸びが加速している。20年5月からの約9カ月だけで新規会員が100万人増えたという。

「ユーザーにとって有益な情報を提供することを大切にしている」(栄養士/広報・PR担当多田綾子氏)と言う。

食事記録やアドバイスの機能だけならば無料で使用できる。有料会員は、「減量したい」「筋力アップしたい」などの目標にフォーカスしたアドバイスをもらえるコースを選択できる。画像解析による食事記録機能も使えるため、より手軽に記録でき、継続率も向上するのだという。他社とコラボして期間限定で提供するコースも人気だとしている。


全身写真を撮影すると、3Dアバターや各サイズの推移を確認できる機能もリリース

2021年2月には、スマホのカメラで全身写真を撮ると、胸囲、ウエスト、ヒップ、二の腕、太ももの5カ所のサイズの測定を行えるサービスのβ版を、有料会員向けにリリースした。今後も体づくりに役立つサービスを拡充していくという。

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