2021.03.10

ライフコーポレーション、ネットスーパーのスマホアプリ提供 買い物の時短、セールの確認も簡単に

首都圏・近畿圏で275店舗のスーパーマーケットを展開するライフコーポレーションは3月8日、チェーンストア向けECの垂直立ち上げプラットフォーム「Stailer」を展開する10X(テンエックス)と、ライフコーポレーションが運営するネットスーパー「ライフネットスーパー」初のモバイルアプリ版となる「ライフネットスーパーアプリ」の提供を開始した。「ライフネットスーパー」の利便性向上を図る。

「ライフネットスーパー」は、店舗から商品を出荷する店舗型ネットスーパー事業。61店舗でサービスを展開(2021年2月時点)し、2020年度のEC売上高は前年同期比50%増で伸長している。

今回提供を開始した「ライフネットスーパーアプリ」は、モバイルアプリならではの素早く快適な操作性で、豊富な商品の中から便利に買い物することができる。お得なセール商品も手軽にチェックできるなど、一覧性の高い売り場を提供する。「スマイルライフ」「ライフプレミアム」「BIO-RAL」「スターセレクト(※ヤオコーと共同開発)」の4つのプライベートブランドや、店舗でも人気の高い各商品もアプリから手軽に購入することが可能だ。購入頻度の高い商品を「お気に入り」に設定しておくと、アプリの下タブからいつでも確認できる、毎回定番で購入する商品は一括でカートに追加できるなど、買い物の時短に役立つ便利な機能も備えている。

アプリの開発を担った10Xは、スーパーマーケットやドラッグストアといった多店舗運営(チェーンストア)を行う小売・流通事業者様を対象とし、ECやドライブスルーなどの便利な顧客体験の実現とそのためのサプライチェーン構築を支えるプラットフォーム「Stailer」を展開。長期的にチェーンストア事業を成長させるために必要な、エンドユーザー向けのモバイルアプリや店舗向けのピックパックや在庫管理システム、配送業者向のオペレーティング・システム、分析ツールといったシステムをフルセットで提供しており、イトーヨーカドーやフレスタなど国内大手企業で導入されている。



今回、小売業のデジタル推進に強みを持つ10Xの「Stailer」を通じて「ライフネットスーパー」アプリを提供することで、利用者に向けたさらなる利便性向上と、EC利用の拡大を狙う。


ネットスーパーのさらなる利便性向上を図る

「ライフネットスーパー」の提供開始にあたり、ライフ CX共創推進室の加藤崇室長は、「EC事業をさらに大きく成長させるため、ネットスーパーをよく知るパートナーが必要でした。10X様から最初に投げかけられた“ライフがお客様に提供したい価値は何ですか?”の質問に、このパートナーと一緒なら、次の成長を実現させることができると思いました。これからライフと10Xは、リアル店舗とネットが融合した新しい価値を作り提供していきたいと思います」とコメントした。

10Xの矢本真丈CEOは、「今回ライフ様をパートナーとしてネットスーパー事業をご一緒できることを大変嬉しく思います。本取り組みに伴い、ライフ様の店舗やバックヤードへ何度も足を運ばせていただきましたが、“店舗から近隣のお客さまの満足度を高める”という思想がサービスやオペレーションまで首尾一貫している点に感銘を受けました。今回のアプリリリースの取り組みを機に、ライフ様が構想されている“未来のスーパー”の実現に向けて、プロダクトとオペレーションの両面でサポートさせていただきたいと考えています」コメントした。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事